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51 人中、43人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
共感はしたけれど,
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レビュー対象商品: 不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書) (新書)
ここに書かれている「不機嫌な」エピソードの数々に、ほとんどの読者が「うちの会社もあるある!」と思ったのではないかと思います。ベストセラーになってるのも、それだけ共感を呼べる内容だからかと。ただ、他の方も言っているように成功事例として取り上げる会社がIT企業に偏っているところには少し不満が残りました。実際、多忙なIT業界は、大量の業務を社員のノリややる気だけで乗り切っている部分も多く、本書で好意的に取り上げられていた、会社のフラットさや遊び心は、そういうテンションを保ち続けなければ立ち行かないという必然の結果でもあると思います。そうした情緒的なコミットメントを強く求められることが、働く人にとって本当に良いことなのどうかは、まだ留保する必要があるのでは、と思いました。
175 人中、140人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
ゴキゲンな職場、か。,
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レビュー対象商品: 不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書) (新書)
この本にある3つの具体例のうち、実に2つがIT分野の新興企業である。成長期にある企業の姿は「熱意の好循環」とも言うべき状況においてどれも似通った形になるのは想像に難くない。 問題は、パイ自体が縮小する状況下で、社内以上に殺伐とした外部環境に取り囲まれながら、既に巨大化してしまった組織のモチベーションをどのように維持し、互いに協力し合うことが可能か、という点である。本書の答えは、小は朝の挨拶や「ありがとう」の気持ちを心を込めて伝えることであり、大はインセンティブや役割構造に対する工夫である。どれももっともな話が書かれてはいる。今まさに深刻な状況にある職場には有意義な情報だろう。 が、一読した後もモヤモヤが晴れない。申し訳ないのだが、ここに出てくる職場や社員の「いきいき」「はつらつ」の、ある種の宗教くささやチャラチャラした青臭さが生理的に駄目なのだ。特に入社式で親からの手紙を読む、なんていうお涙頂戴は自分の職場だったらと想像しただけでぞっとした。 会社は心洗われるために行く場所ではない。 この本に決定的に欠けているものがあるとすれば、「ありがとう」「すごいよ」という上っ面の言葉だけではない、背中に語らせる、背中を見て育つ、という感性だ。時代遅れの謗りを覚悟で、この感性だけは絶対に伝えるべきと信ずるものである。
13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
何だかよくわからない本だった。,
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レビュー対象商品: 不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか (講談社現代新書) (新書)
社員間の協力関係が崩壊している「不機嫌な職場」が増えている原因を指摘し、上手くいっている会社の事例からその秘訣を学ぼうという本。1冊の本としての着地点を見出せないまま、また、本当に大事なことには触れないまま、という印象。何だかよくわからない本だった。本質的には組織経営・運営をテーマとした本で、「不機嫌な職場」が増えているという問題に対して、それを「非協力的な人が増えた」という個人レベルの問題に帰すのではなく、90年代に日本企業が経なければならなかった経営方略の大変革によって個々人の働く環境が大きく変わったにも関わらず、その不備を補う制度や文化がいまだ醸成されていない、という組織レベルの問題を指摘している。ただ本書では、そのような組織経営・運営上の問題に対して組織として採るべき解決策の原理・原則に関して力強い議論を展開することに成功していない。代わりに個人レベルから始まる解決の可能性を提示しているが、正直具体性に欠け説得力を感じられなかった。 私が本書の議論を未整理なままだと感じるのにはおそらく理由が2つあって、1つは、そもそも組織の経営・運営という課題はどのような問題を解かなくてはならないのか、といった、本書の前提となるような議論が全くなされていないこと、もう1つは、「役割構造・評判情報・インセンティブ」という、組織内での協力を考えるために本書前半で導入されている3本軸と、後半になって俄然ボリューム感を増してくる「組織内での(正や負の)感情の連鎖」という現象が、どこでどのように関連しているのか全く議論されていないせいではないかと思う。つまり、「組織の問題」というものは実は組織レベルでも個人レベルでも起きているのに、両者の関係について議論するためのより大きな枠組みが提示されていないのだ。だから、本書は私にとって「未整理で」「よくわからない」のだろうと思う。
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