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不朽の名画を読み解く
 
 

不朽の名画を読み解く [単行本(ソフトカバー)]

宮下 規久朗
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,890 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

美術とは感性で見るものですが、ある程度の知識があった方が間違いなく深く味わうことができます。どんな美術作品にも、その背後にある文化や思想が反映されているからです。本書は、西洋の代表的な名画を簡潔に解説し、基本的な見方を紹介しています。具体的には、14世紀以降の西洋絵画の父ともいえる巨匠ジョットから、現存するドイツの画家リヒターまで70点を収録。いずれも西洋美術史を語る上で欠かせない巨匠の屈指の名画ばかりです。

内容(「BOOK」データベースより)

西洋の代表的な名画70点を簡潔に解説し、西洋絵画の基本的な見方を紹介する。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 264ページ
  • 出版社: ナツメ社 (2010/7/21)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4816349367
  • ISBN-13: 978-4816349362
  • 発売日: 2010/7/21
  • 商品の寸法: 21.2 x 14.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 308,608位 (本のベストセラーを見る)
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
すべてカラーページです。
画家とその作品の説明を本当に簡単にまとめてくださっています。
美術館で役立つこと間違いなしです。
有名な画家さんをたくさん取り上げてくださっているので、好きなページどこから読んでも、全然大丈夫です。
(私は、作品ごとの「名画を解体!」や「図像を比較」が好きで、そこばかり先に読んでしまいました。)

この本は図像から読み取れる情報を言葉にして、読者に伝えてくださっています。
ただ「綺麗」とか「無駄のない構図」とか、素人どまりだった絵画に対する感想が変わる気がします。
絵画に託された意味や、その時代背景を易しく解説してくださっていることで、もっと美術作品を楽しめます。

なかなか理解しづらい抽象主義・抽象表現主義の作品も解説してくださっています(P226−P235)。
解説のなかに「これも必見!」という項目があり、その項目では美術館で見ておくべき作品と見どころを説明されていました。
このような細かい情報を私はずっと知りたかったので、購入してよかったと思っています。

本の後ろに索引も付いているので、気になる画家や作品を調べやすい点もよいところです。

私専用の学芸員さんとも言える、こちらの本を携えて、美術館へ参りたいと思っております。
(宮下先生、盛本さん、孝岡さん、芦田さん、このような本を書いてくださってありがとうございます。)

いいとこどりなこちらの本で、もっと美術史を知りたいと思われた方は、宮下先生の「バロック美術の成立」をご覧になることで美術史に一歩足を踏み入れていただき、「食べる西洋美術史」で美術史の楽しみ方を知り、「カラヴァッジョ―聖性とヴィジョン」を読み、美術史の奥深さを感じ取っていただければと思います。
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
編著という形になっているが,ご本人が書いたのは専門であるバロックのゾーンであろう。ここだけ極めて宮下規久朗色が強い。バロック章の冒頭の説明の「西洋美術の黄金時代」はまあいいとしても,ベラスケスを「西洋美術史上最高の天才」と評し,カラッチやボローニャ派,ティエポロにも極めて高評価を与えている。「フランスは圧倒的にイタリアの影響下にあり」というのはその通りだとしても,そのノリでそのまま「ロココは独立した様式というより,小規模なバロックというべきもの」と断じているのは,やはり入門書としては非常に独自性が高い。作品別の説明においても,カラッチの《バッカスとアリアドネ》を「世界三大壁画の一つ」とし(残り2つはラファエロのヴァティカン宮殿とミケランジェロのシスティーナ礼拝堂),《ラス・メニーナス》に至っては「世界最高の究極の名画」と持ち上げている。

そもそもバロック以外の部分でも独自性は強い。元々60しか選ばなかったら編集部に「せめてもう10足してくれ,日本人になじみのある作品で」と頼まれたらしいことがはしがきに書かれており,編集部の苦労が透けて見えるようである。実際には70しか紹介していないのではなくて,コラムという形でちまちまと増やしその倍くらいは紹介しているのだが,「これスルーしたのに,こっちは紹介するの?」ということがしばしば発生している。少なくとも私はロレンツェッティの《善政の効果》を紹介した入門書を初めて見た。一方,ミケランジェロの《最後の審判》やルノワールの《イレーヌ嬢》《ムーランドラギャレット》が載っていない。ドガもバレエの作品じゃないし,クリムトも《接吻》ではない等。

じゃあ印象派以降も気合が入ってるのかというとそうでもなく,前近代の画家は一人当たり4〜6ページとってあるのに対し,新古典主義以降はほとんどの画家が2ページで終わっている(モネ,セザンヌ,ゴッホ,ピカソの4人だけ例外)。20世紀は非常にすっきりしており,にもかかわらずウォーホルが《キャンベルスープ缶》じゃないという妙なこだわりは発揮されており,バーネット・ニューマンやフランク・ステラといったややマイナーな画家も紹介されている。はっきり言って基準がまったくわからない。

総じて入門書としてではなく,宮下規久朗編著の概説書はこうなるのか,という気持ちで読むと吉であると思う。
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