すべてカラーページです。
画家とその作品の説明を本当に簡単にまとめてくださっています。
美術館で役立つこと間違いなしです。
有名な画家さんをたくさん取り上げてくださっているので、好きなページどこから読んでも、全然大丈夫です。
(私は、作品ごとの「名画を解体!」や「図像を比較」が好きで、そこばかり先に読んでしまいました。)
この本は図像から読み取れる情報を言葉にして、読者に伝えてくださっています。
ただ「綺麗」とか「無駄のない構図」とか、素人どまりだった絵画に対する感想が変わる気がします。
絵画に託された意味や、その時代背景を易しく解説してくださっていることで、もっと美術作品を楽しめます。
なかなか理解しづらい抽象主義・抽象表現主義の作品も解説してくださっています(P226−P235)。
解説のなかに「これも必見!」という項目があり、その項目では美術館で見ておくべき作品と見どころを説明されていました。
このような細かい情報を私はずっと知りたかったので、購入してよかったと思っています。
本の後ろに索引も付いているので、気になる画家や作品を調べやすい点もよいところです。
私専用の学芸員さんとも言える、こちらの本を携えて、美術館へ参りたいと思っております。
(宮下先生、盛本さん、孝岡さん、芦田さん、このような本を書いてくださってありがとうございます。)
いいとこどりなこちらの本で、もっと美術史を知りたいと思われた方は、宮下先生の「バロック美術の成立」をご覧になることで美術史に一歩足を踏み入れていただき、「食べる西洋美術史」で美術史の楽しみ方を知り、「カラヴァッジョ―聖性とヴィジョン」を読み、美術史の奥深さを感じ取っていただければと思います。