人選が絶妙。かつてスポットライトを浴び、今は表舞台から去った野球人9名。みんな40歳。曲者揃い。それぞれの野球人生が紆余曲折なら、その後の人生も山あり谷あり。元野球選手のノンフィクションとしても楽しめたし、僕ら一般人の生き方にも何か重要なヒントを与えてくれた気がする。
そして9人それぞれの異なる視点から見たKK。15の夏から25年間、先頭を走り続けるふたりに対する感嘆の声、畏敬の念。知られざる苦悩や葛藤も証言される。いたずらに神格化するつもりはないけど、「桑田・清原って特別な存在なんだなぁ」と改めて実感してしまった。各章の締めは、9人からKKへの檄文の趣。僕たちも楽しめるけど、誰よりも桑田清原本人に読んでほしい。そんな一冊。