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不思議島 (創元推理文庫)
 
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不思議島 (創元推理文庫) [文庫]

多島 斗志之
5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

二之浦ゆり子は青年医師・里見に誘われ、瀬戸内海の小島巡りに同行するが、その際、ひとつの無人島を目にしたことで、過去の悪夢が甦る。彼女は十五年前誘拐され、その島に放置されたことがあるのだ。里見と交際を始めたゆり子は、彼とともに過去の謎と向き合う決意を固めるが、浮かび上がってきたのは驚愕の真実だった。『症例A』の著者が贈る、ドラマとトリックが融合した傑作。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

多島 斗志之
1948年生まれ。早稲田大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 256ページ
  • 出版社: 東京創元社 (2006/5/27)
  • ISBN-10: 4488460011
  • ISBN-13: 978-4488460013
  • 発売日: 2006/5/27
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 539,224位 (本のベストセラーを見る)
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
苦い話 2008/1/22
By 志村真幸 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
 1991年に徳間書店から出た単行本の文庫化。ほかに1999年の徳間文庫版がある。
 良く出来た作品。240頁と短めの話だが、それもあって隅々まで計算され、印象深い一冊に仕上がっている。トリックはちょっとアレだが、それを軸に据えたストーリーが実に良く練り込まれている。さらに、そこから派生する人物描写が巧み。話の都合上、こうでなければならないという人物像が、要求通りに描き出されている。不自然さ、引っかかり、読者の感情移入などが計算され尽くしており、読後は、ああそうだったのかとうなづくばかり。
 やりきれない結末も上手い。
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By gaki15
形式:文庫|Amazonが確認した購入
「症例A」が私には面白かっただけに、この中途半端な長さの推理物は是非に!とは
お勧めできません。結構面白い設定なので、逆に謎解きで「物足りなさ」を感じます。

主人公と医師との恋愛関係から、昔の事件の真相が明らかになる。この設定はなるほどです。
しかし、謎解きではあまりにも簡略化しすぎで、苦い味が残ります。
最後の場面で、これほど主人公を利用した人間が平気でいるのがちと不可解。
また中途から同級生も関与するが、謎解きのためにとりあえず登場したとか思えない存在。

この本が「本格ミステリ(って一体どんなのか知らんが)」とは思えないし、
「事件にかかわる恋愛を描いた」とも思えない。
といって、全く面白くないかと言うとそうでもなく、結構面白い。
ただ、謎解きをした人間の描き方には首を傾げます。どんな精神構造の人が、これだけ矛盾した
行動を取れるのでしょう?

この著者の短編集によく似た、全編「中途半端」な印象の作品です。
ただ好みの人にはかなり面白いかも。

個人的には一気に読み通せたので、星は三つ。
このレビューは参考になりましたか?
形式:文庫
瀬戸内海の島々を舞台に、自らが被害者となった15年前の誘拐事件の謎を追うヒロイン、という話のミステリ。多島の瀬戸内海ものの他2作(読了済み)と比べると船の上のシーンが少なめ、その分だけ関係者の心理描写が多め、という感じか。

さて、本作ではヒロインがとっっても純粋な性格として描かれているのだが、これが作者の仕掛けた引っ掛けなのかどうなのか、というあたりが読んでいて気になって仕方なかった。結局それが、最終的などんでん返しの一端にからむといえばからむのであったが、うーん、なかなか大掛かりな仕掛け。

この仕掛けはなかなか良いのだが、読んでいてミステリなんだか恋愛小説なんだか分からなくなってくるような流れはちょっと勘弁して欲しいところ。あと、満員電車の中で読んでいて恥ずかしくなるような描写が目立つのも何だかなあ、という感じ。別にそのこと自体は特に伏線にもなっていなかったしね(続編があるなら別ですが…)。

それから、終盤に明らかになる15年前の謎ですが、これ自体はなかなかに面白い。歴史的伝承に絡めてあるのも説得力あってグッド。しかしまあ、言い方を変えると、この謎に解明以外の部分はまあまあ普通のミステリ小説、というところでしょうか。西村京太郎の中期以降のトラベルものの香りがそこはかとなくするのも、個人的には気になりました。私としては、多島作品ならばガル3号シリーズの方を勧めますね。
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