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不思議な猫たち (扶桑社ミステリー)
 
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不思議な猫たち (扶桑社ミステリー) [文庫]

ジャック ダン , ガードナー ドゾワ , Jack Dann , Gardner Dozois , 深町 真理子 , 浅羽 莢子 , 山口 緑 , 小尾 芙佐 , 浅倉 久志 , 中村 融 , 小川 隆 , 新藤 純子 , 酒井 昭伸 , 羽田 詩津子 , 伊藤 典夫 , 田中 一江 , 黒田 直見
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

猫―ひとびとからこよなく愛されながら、冷酷な動物として忌み嫌われ、神としてあがめられるいっぽう、悪魔の手先として虐殺までされた、不思議な生きもの。最も身近な存在でありながら底知れぬ謎をもつ猫は、人間の想像力を刺激し、さまざまな小説が生み出されてきた。本書は、日本でもベストセラーとなったアンソロジー『魔法の猫』の大好評にこたえ、名編集者コンビが、構想も新たに作品を厳選してお贈りする、猫小説傑作集である。よりおそろしく、よりおかしく、より幻想的な、猫たちの饗宴。

登録情報

  • 文庫: 369ページ
  • 出版社: 扶桑社 (1999/09)
  • ISBN-10: 4594027717
  • ISBN-13: 978-4594027711
  • 発売日: 1999/09
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 210,827位 (本のベストセラーを見る)
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
前作「魔法の猫」に続き、こっちも秀作ばかりのアンソロジー。ル・グインの「メイのクーガー」は泣ける。タニス・リーの「焔の虎」、ルーシャス・シェパード「ジャガー・ハンター」の美しさにくらくら。インドとメキシコ、どちらもじわじわと南の世界。南の森には猛獣が似合う。

最後のアヴラム・デイヴィッドスン「パスクァレ公の指環」は怪しい昔風の雰囲気あって、大変気に入った。この人はもっと読みたいのだが、アンソロジーや雑誌掲載ばかりで、日本ではまとまった邦訳がないみたい。

とアンソロジーとして読み応えあるし、いい本なのだ。しかし猫好きとしては不満がある。前作はオール猫話だったのだが、今回は猫科動物と枠が広がってること。

上にあげた気に入った作品も、全部猫じゃなくて猫科動物ものだ。作品自体はどれもすばらしいのだ。
でも、猫ものが読みたくてこの本を買った、猫好きにとっては、純粋猫話が少なすぎ!!

カバーの後ろにでも、猫科一般と書いておいてくれれば、心構えも出来たし、ここまで不満にはならなかっただろうに…(~~;)
もっと猫話を~~~。

このレビューは参考になりましたか?
4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
「魔法の猫」で人気大爆発したダン&ドゾワコンビの猫小説アンソロジー第二弾である。

「魔法の猫」のレビューがないのは、私は猫派ではなくて犬派なので、

本自体を探したことすらないからです(藁

なら、何故これを買ったかと言うとアシモフ作品が収録されているからだ。

SFファンであるならば、アシモフとクラークとホーガンは

全部読むのが常識なのだ。いや、マジで。

猫小説というと、猫を貴婦人のように擬人化する作品が思い浮かぶが、

その通りの作品も入っていて笑ってしまうが、

やはり、一番面白かったのは、「猫の創造性」である。

出来損ないの猫小説の群れのなかで、この作品だけが、見事にSFしている。

猫の価値観が貴婦人やら高貴なる自由人やらと全く同じ猫小説は、

擬人化しなくても、人間でもいいじゃん!と白けるが、

フリッツ・ライバーの作品だけが、猫の思考と行動でセンス・オブ・ワンダーしているのだ。

猫を人間に置き換えて書き直したとしても、J・G・バラードの

「コーラルDの雲の彫刻士」より遥かに勝れたSFである。

猫小説はもちろん猫を褒め称えるものであるが、

それのみに終始している他の猫小説に比べると、ライバーの筆は段違いに冴えている。

芸術性溢れる哲学猫を描写しているが、それは猫にとってであり、

人間も猫の芸術性に気付くが、所詮浅ましい畜生であると落とすので、

猫嫌いにも満足出来る猫小説の最高傑作である。

智恵ある人間から見れば、所詮馬鹿な猫であるが、

猫は自分の馬鹿さに気付いていないので、

猫自身は自分を天才の高貴な存在と認識しているという、どこからも文句の出ない傑作である。
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