中世ヨーロッパの、(半ば強制されて)神を慕う民が生きるそれなりに平和な農村に、
天使と名乗るが悪魔にしか見えない少年が突然現れ、居合わせた村の少年たちと
不思議な絆を紡いでいく。
彼はあまりにも非情、無慈悲な所業を行うかと思えば、一方であまりにも
魅力的で面白過ぎる数々の出来事を起こし、彼に触れた村人たちの心を
魅了し、支配してしまう。
そして神を慕い慎み深い(という事に体裁上はなっている)村人たちが
思わず頭を抱えてしまうが、同時に反論しがたい恐るべき本音・正論を
語り続けるのだった・・・
というようなお話です。めちゃくちゃ面白いです。
巻末の解説にも書かれていますが、湿っぽくなりやすい内容のお話な割には
少年が面白すぎるので、深刻な内容の割に楽しく読めると思います。
思春期以上の人にはぜひお勧めしたいです。