本書の主人公、東久邇宮稔彦王(ひがしくにのみや なるひこおう)は、1887年(明治20年)12月3日生まれ。
1990年(平成2年)1月20日)に103歳で逝去。
旧皇族、陸軍軍人。階級は陸軍大将。位階は従二位。勲等は大勲位。功級は功一級。
皇籍離脱後は東久邇稔彦(ひがしくに なるひこ)を名乗った。
貴族院議員、陸軍航空本部長(第10代)、防衛総司令官(第2代)、内閣総理大臣(第43代)、陸軍大臣(第34代)などを歴任した。
第二次世界大戦後、鈴木貫太郎内閣を引き継いだ敗戦処理内閣として憲政史上最初で最後の皇族内閣を組閣した。
連合国に対する降伏文書の調印、陸海軍の解体、復員の処理を行い、
一億総懺悔を唱え国内の混乱を収めようとしたが、
GHQによる内政干渉に抵抗の意思を表すため、歴代内閣在任最短期間の54日で総辞職した。
お妃は明治天皇の皇女。臣籍降下騒動や、親の血を引く女性問題、右翼とのかかわりなど
評伝としては相当面白い。