機械マニアの主人公は廃材置き場で倒れていたメイドロボ(イリス)を見つけ持ち帰り、徹夜続きで修復させる。
それは単なる同情では無く、彼女の存在が自分にとって有益な結果をもたらすという打算的な考え。
しかし、蓋を開けてみればトラブル続きで理想とはかけ離れていて……。
恐らくありがちな話に聞こえると思いますが、その後主人公がイリスの純粋な思いを知り、心を動かされます。
彼女の懸命な努力を再認識し、自分の利己的な考えを見つめ直し、今までの思惑を打ち明け謝罪します。
あえて白状する必要は無く、「お前が必要なんだ」とか綺麗事だけ並べていれば格好良く終われるはずなのにしなかった。
ここまで誠実で真摯な姿勢で謝罪する主人公はなかなかいません。
イリスのドジっぷりも堪能しましたが個人的には主人公が一番印象的でした。
作者があとがきで「メリハリが大事」と言っているだけあって、笑いとシリアスを上手く使い分けており、ストーリーも面白かったです。
ただ、一巻だけでイリスが超パワーアップしているので、続きが上手くまとまるか少し不安に感じます。
が、これもあとがきの通り「作品の質を大事に」であるならば期待の方が大きいです。