世の中にどれだけ母親と確執を持った若い母親がいるのでしょうか。
抑圧されたまま幼少期を過ごし、何かが他の子と違うという漠然の思いの中大人になり(実際にはなれていない)、やがて母親になる。きっと彼女たちは我が子の成長とリンクするかのように自身の辛かった過去も思い出し、悩み苦しみ親を呪い血を呪い、自分を呪い、だけど我が子は可愛いから呪うことなど到底できず、健気に愛情を注ぐ。自分がそうされたかったように。
若くして母親になった未熟な私はこの小説に出会い、また著者である三砂ちずるさんの存在を知り、ほんの少しだけ救われた気持ちになりました。
母親からもらえなかった優しさをこの小説から少しだけもらっています。
愛情を渇望する全ての頑張る女性に読んでもらいたい本です。