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不安の力 (集英社文庫)
 
 

不安の力 (集英社文庫) [文庫]

五木 寛之
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (21件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

不安な時代を生き抜く智恵と力を。
いまの時代、不安を抱かない人はいない。心を病み、ストレスに押しつぶされる日々。そんな世界にあって、不安を感じることこそが人間の本当の姿だ。不安を友として生きる智恵に満ちた特別な一冊。

内容(「BOOK」データベースより)

不景気、失業、政治への不信感、将来の不安、失われていく若さ、外からは見えない「こころの病気」…今の時代不安を抱かない人はいない。しかし、不安を感じることこそ正常ではないかと著者は説く。不安を受け入れることで、不安は希望になり、人を支えていく大事な力にもなる。今、誰もが抱える身近な不安をテーマに、不安を友として生きていく智恵を著者一流の論点で語りおろした希望の書。

登録情報

  • 文庫: 288ページ
  • 出版社: 集英社 (2005/7/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 408747836X
  • ISBN-13: 978-4087478365
  • 発売日: 2005/7/15
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (21件のカスタマーレビュー)
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22 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
五木寛之は昔から今に至るまで基本的なスタンスや生き方が変わらないので、何ともいえぬ安心感を与えてくれる。書くことがなくなったら「時代や読者に望まれていないのだ」と心得て無理して書こうとはせず、休筆して大学で仏教の勉強をしたりお寺巡りをしたりする。気負っておらず、かといって諦念しているわけでもなく、強く自己主張するわけでもなく、かといって自分の芯や信念や哲学がないわけでは決してない。右も左も上も下も全て経験し尽くした後で老境の今、上下左右の真ん中を漂っている、というイメージの作家。それも無理して自分の位置を真ん中に保とうとしているのではなくて、自然とそうなっている感じ。風貌、声、話し方も魅力的だ。

・不安を排除、克服しようとするのではなく不安と共生したらよいこと、
・時代・環境自体が不安定になっているのだから不安を感じる人の方が却って人間らしいやさしさをもった人間であること、
・「死」や「汚」等、見たくないもの、感じたくないものを敢えて日常生活から隔離してあたかもそれらがないもののように振る舞う現代の方がおかしいのであって、それらと共に生きる方が人生に厚みが出ること=これが不安との共生でもある、
・「老い」や「死」という区切りがあるからこそ生きていけるのであって、永遠の生を与えられれば却ってうんざりするはずであること、

等々、卓見で説得性も高く、何よりも読者の心を楽にしてくれる。年齢差はあるけれど、この人と共に人生を歩んで来られてラッキーだった、と思う。

一つの悟りの境地に達しているけれど、それでいて人間らしさを失わない、そんな作家から僕らへのあたたかい贈り物だ。

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13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By まなしお VINE™ メンバー
形式:文庫
今、この世の中を生きていくという事は、不安と共に生きていくということです。

私は不安な気持ちが抜けずどうしようもない時は、五木氏の本を読むことにしています。そうすると、ふっと気持ちが軽くなり、楽になるのです。

五木氏は書いています。「自分が不安を感じ、ときにはパニックに陥ったりするのも、自分が人間らしい柔らかいやさしいこころを持っているからだ、と考えかたを変えてみる。むしろ、不安を肯定的に受けとめて、不安とどう共生していくか、ということを考えてみたらどうでしょうか。」と。

人生には苦しくてどうしようもない時があります。そんな時には五木氏の本を手にとってください。必ず気持ちが軽くなります。
このレビューは参考になりましたか?
15 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
1990年代は「失われた10年」と言われているが、気付いてみれば、2000年代も、もう、なかばにさしかかろうとしており、「失われた20年」も現実味を帯びてきた。

デフレ、失業率といった経済問題、一方でドッグイヤーといわれ置いて行かれそうなIT技術の急速な進歩、一方でテロやイラク戦争、一方で若年犯罪や自殺の増加・・・

「不安」の要素が、ますます増加している世の中にあると思う。

こういった現代において、五木寛之は、「不安を感じない強い自分を作る」わけでもなく、「不安は錯覚だと目をさらさせる」わけでもなく、「不安になることは必然のこと」ととらえて、不安を友として生きることを薦める。

そこには、「悪いもの」と思っていた不安を、「悪いものではない」と捉えなすパラダイムの転換がある。

暖かく語りかけてくるような五木調も手伝って、不安の重みが薄れてくるように感じられてくる、人生に厚みをもたらす本である。

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最近のカスタマーレビュー
不安を逆説的に力にする
... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: hanaohanao
悪くはないのだが、軽い
内容としては、よくある仏教感をベースとした不安に対する対処方法がかかれている。... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: BU_BU_
「犀のごとく独りゆけ」ブッタの言葉が心の響く
最近不安である。会社のこと。将来のこと。私生活のこと。不安だらけである。だからこの本を見たときから、興味があった。そして読んでみた。少しだけ不安と言うものの考え方... 続きを読む
投稿日: 22か月前 投稿者: mabopan2
良い。
新しい気付きが得られた。

文中の話しも納得がいくし、なぜだかすごく読みやすい。
投稿日: 2010/3/17 投稿者: あお
不安を安心に変える
タイトルに惹かれました。
作者の豊富で過酷な人生経験の結果自然に導かれた、「不安はあって当たり前」... 続きを読む
投稿日: 2010/2/7 投稿者: エイハブ船長
希望の光を与えてくれる
現代社会は不安の時代であり、こころに不安を抱えていることはむしろ正常だという言葉に勇気付けられた。とかく不安はマイナスなもの、排除すべきものという考え方があたりま... 続きを読む
投稿日: 2007/2/10 投稿者: ronchin
それでもいいじゃない
 表紙が奈良美智、という理由だけで

買った。

 なんとなく世の中に流されて、なんとなく... 続きを読む
投稿日: 2006/3/4 投稿者: みるくるる
大切な時間は他の本に
いつも不安に怯えている友人に勧められて買った本。

確かに、不安を抱えているだけで何もしない人が読むには、最適な本だと思う。... 続きを読む
投稿日: 2006/2/17 投稿者: 0120789625
不安は安心のもと
この本、簡単に言えば「不安は安心のもと」。もっと深いものがあるかもしれないけど、シンプルにいくとやっぱりこういうことだと思う。... 続きを読む
投稿日: 2005/9/28 投稿者: kinchan1010
ーー
今、「不安」などただでさえ、関わりたくない代物であるので、おもたい印象を与えるこの本のタイトルへの抵抗が無いこともなかったが、著者が五木寛之さんだったので、読んで... 続きを読む
投稿日: 2005/9/26
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