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クリスティとまでは言いませんが、
意外な真相。
恩田陸の作品は、ジャンルを飛び越えた不可思議な世界観を持つものが多いのだが、この作品は、そのような不可思議な世界観を持たせつつ、単純にミステリとして見た場合もしっかりと一級品の完成度を併せ持っている。
主人公・万由子、大学教授の泰山、倫子の息子・秒、倫子から絵を送られた4人の人物…。とある童話になぞらえて表現した高槻倫子の想い、そして、その倫子にまつわる人々の想いと不安、それらが巧みに描かれていて、悲しいながらも美しいと言いたくなるような後読感が残る。
ある程度、ミステリ作品などを読んでいる人ならば、犯人自体は途中で読めてしまうかもしれないが、決して減点材料ではないと想う。
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