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最も参考になったカスタマーレビュー
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
客観性が貫かれた,まれに見る良書,
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レビュー対象商品: 不安な兵士たち ~ニッポン自衛隊研究 (単行本)
自衛隊の全体像を知るための労作です.正体がよくわからない自衛隊について複雑なカットを持つダイヤモンドにいろんな角度からまっすぐ光を当てるように全体像を明らかにしようとしている.今まで自身がふれあってきた幾人かの自衛官,基地の様子,直接聞いた隊内生活実情とのズレはほとんどなく,かなり客観的に書かれていると思う.ただ米兵と比べて自衛隊員が体力的に弱いような書き方があるのは疑問だ.確かに劣ったものもいるようだが,それが自衛隊員の平均的な姿であるはずはない.著者はアメリカ人の大学教授だが,日本語で書いたと思われるほど,訳書特有のわかりにくさはない.一週間の体験入隊・自衛隊の隊員への直接のインタビューから,組織,広報誌,広報館,女性自衛官,旧軍との関連,米軍との関連,知識人の自衛隊論議まで,膨大な記述について全て出典を明らかにしながら自衛隊の全体像を明らかにしようとしている. 著者自身の締めくくりの言葉が村上春樹の言葉を借りて感想として淡々と述べられていることに象徴されるようにように,この本は多数の学生を含む様々な階級の自衛隊員,旧軍人,米軍,政治家,学者,作家,マスコミ等,様々な膨大な他人の視点から自衛隊を眺めている.すなわち客観的という意味ではこれほど優れている本はざらにないだろう. 一文ごとにカッコ付きの注釈がついているのは読みにくいが,これは自衛隊・それを取り巻く様々な事象について読者がもっと知りたいと思うときの,この上なく親切なガイドとなる. 自衛隊さらには軍事面からみた日本国の正体を知るための,まれに見る良書といえるのではないだろうか.
4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
外国人学者の自衛隊兵士論,
By 隼人 "隼人" (東京都杉並区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 不安な兵士たち ~ニッポン自衛隊研究 (単行本)
この本は、外国人の学者が初めて書いた自衛隊論ー兵士論である。膨大な日本語の自衛隊関係の書籍を読み込んで執筆されただけでなく、100人前後の隊員たちにインタビューして書かれている。一言で感想は書けないが、現在さまざまな危機を抱えている自衛隊の問題を兵士の立場からつきだしている。ぜひ、読んでほして本だ。
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