「不埒なモンタージュ」のスピンオフで、前作の未直くんの兄の直隆が主人公やってます。前作では弟くんに辛くあたる嫌な兄のイメージだったのに、本当はいい人だったのね〜「カッコイイじゃないか兄!」って感じでした。単独で読んでもOKな造りになってます。
お堅いトップエリートから派閥争いに負けて窓際に追いやられた上、結婚を約束した彼女にも振られる直隆(攻め)。己のプライドが許さず、家族にそれらの事を秘密にしているので家でも気が休まらない。毎晩飲んだくれていた直隆が飲み屋で吐いた暴言が誤解を招き、マキ(受け)と名乗る見知らぬ綺麗な男に襲われ、食われてしまう。ところがこの出来事が逆にショック療法になり、今まで気付かなかった色々なことに目覚めて成長していく……というお話。
マキは崎谷さんお得意のビッチ美人。でも実は繊細で、過去に傷ついていて、けなげな性格というお約キャラなので、可愛いかったです。
直隆のキャラがとても面白くて、恋には「どニブ」な発言連発で笑えます。「お堅いクセに超天然」で、容姿もガチでイイ男。大人の男の部分が現れると「〜しなさい」的な言葉づかいになって萌えた。
ラストに向けて二人が両思いになっていくにつれ、直隆の天然さというか真面目さがストレートな愛情として溢れてきて、傷ついているマキを包み込むような落ち着いた男前になり、カッコ良かった。
キャラ立ちが良く、前作の「未直×明義カップルも」今作の二人のキューピットみたくチョコチョコ登場するので、前作ファンの方も楽しめるかと思います。