財務経理専門のコンサルタントとして不動産の証券化とそれに伴うSPC会計のエンゲージメントに携わっている。もし不動産の証券化及びSPC会計並びに税務のオーバーピクチャーを描いた上で実務に臨みたいのであれば、本書はまさにドンピシャなのではないだろうか。SPC会計、税務、法務の書籍は何冊も読んだが、オーバーピクチャーを描くには専門技術的過ぎた。しかしながら本書は、専門技術的過ぎることはなく、必要最低限な知識を網羅的に示す、という点においてきわめて優れているといえよう。SPC会計それ自体はマイナーなエリアではあるが、そのエリアでは、バイブルになりうるかもしれない。なお現在、周囲の人間の2人が予期せず本書を持っている。