タイトルからも表紙からもわかるとおり、女の子〜若い女性の下着姿絵だけで構成されたオールカラーのイラスト集。評者はこの作家の名前を不勉強にも存じ上げなかったが、確かな技術をもつこの著者に高い賞賛の声を挙げたい。美少女系コミックやゲームではしばしば「しまぱん」の隆盛に象徴されるように、女性自身が考えているランジェリーの重要性とはかけ離れた絵が濫造されており、多少の苛立ちを感じていたのだが、本画集ではそのような姿勢は皆無。また、下着のみならず体のバランスや背景にも相当の神経が使われており、下着姿の女性への著者の深いこだわりと愛情が覗える。日常生活の中に溶け込ませるという狙いをもって描かれているためか、柔らかい色使いと太めの線で徹底して温かみを追求した作品の数々は、ランジェリスキーは勿論のこと、そうでなくとも一読の価値は極めて高いと言えよう。
あえて難を挙げるとすれば、下着の種類やバリエーションの乏しさだが、オオマジメにこのテーマを追求したこの作家にそれを指摘することはまったくの蛇足であり枝葉末節だろう。キワモノと断じて見逃しては大損をこくゾ。
文句なし、星5つである!