YAーヤングアダルトと名の付いたレーベルだが、どちらかというともっと子ども向けのイメージの本。
妖怪アパートの幽雅な日常の子ども向け版というのが、一番しっくりくるだろうか。
妖怪アパートでこの香月氏作品にはまった自分としては、この非日常を通した日常に、人間の生きる道がある的な、このお説教的な話しが正直好きだ。
この香月ワールドに満ちている「人として当たり前のこと」をさらっと言える人々のセリフにほろっとさせられ、また目からうろこが落ちる気分にさせられる。
香月氏の作品の読了感は、少しほろっとしながらも、明日への勇気がわいてくる、自分でいいんだ、がんばるぞ〜!そんな感じ。
この本もまさにそうであり、できればぜひとも続編を。この主人公の成長を見てみたい、そんな気がする。
そして……ここの登場人物、いつものごとくリンクしてるもしかして?の疑問も満足させて欲しい。
柔らかな気持ちになれる作品だからこそ、子ども向けでも大人に読んで欲しい、そんな作品です。