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140 人中、123人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ものすごく面白い。読むべし。,
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レビュー対象商品: 下町ロケット (ハードカバー)
元ロケットエンジン研究者が失敗の責任を取って研究所をやめた後、佃製作所という親の町工場を継いだところから始まるビジネス小説です。この企業がもつエンジン部品の特許を巡って大手企業がおりなすさまざまな策略や圧力のなか、社長と社員が力を合わせて乗り切ってゆく姿が本当にリアルに描かれていて、時間がたつのを忘れさせてくれるほどぐいぐい引き込まます。私にとって、久しぶりに読みごたえのある小説で、実際私は通勤途中で読んでいて2駅乗りすごしてしまいました。 町工場の佃製作所が大手企業から降りかかる様々な難局に立ち向かい、ギリギリのところで乗り切ってゆく姿はエンターテーメント性も抜群ですし、主人公がつねに突きつけられる難局の中で「会社とは?」「仕事とは?」「生きるとは?」を問いながら選択をした結果、反対者、傍観者、協力者との関係性や態度が徐々に変化てゆく様子は感動ものです。 本書のタイトルを見たとき、実在する「植松電機」という会社のことが脳裏によぎり手にした本でしたが、植松氏の講演にも似たような高揚を感じる読了感で、大正解でした。また、「ハゲタカ」の真山氏に続き、新たに追いかけたい著者が増えてうれしい限りです。
81 人中、66人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
知財争奪戦は踏み台に過ぎない。ものづくりに夢を託しプライドを賭け闘う町工場のドラマ,
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レビュー対象商品: 下町ロケット (ハードカバー)
Amazonの内容紹介や、腰巻きの惹句から想像される内容は、中小企業と、それを食い物にしようとする大手企業の闘い、だろう。その期待は、良い意味で裏切られた。 物語の前半は、確かにその通りで、特許侵害を巡る法廷劇や、大企業による買収といったビジネスドラマであり、主人公は翻弄されながらも何とか生き残っていく。研究者として挫折し父の町工場を継いだ主人公、メインバンク、ライバル企業、巨大企業といったそれぞれの立場の人物の思惑とその錯綜がよく描かれている でも、それはプロローグに過ぎない。 嵐が過ぎ去って、主人公は、これが俺の人生なのか?という問題に立ち返る。 そこからが、この「下町ロケット」の本領だ。ロケットエンジニアリングをネタにした知財争奪戦というプロローグを軽々と踏み越えて、この物語は、真正面からロケット開発の現場へと挑戦する。主人公とともに。 「ものをつくる」ってことには、それ自体感動がある。自分がつくったものに惚れ惚れと眺め入ってしまうような感動。ものづくりは、現代であっても夢となりうる。数年前「レボリューション・イン・ザ・バレー」を読んだときにも、ものをつくるという行為に宿る昂揚と恍惚に打ち震えたが、「下町ロケット」の後半も、ものづくりに夢を託しつつ、それを夢物語でなく、現実のドラマとしてリアリティを持って書き抜いている。 自己の幸福を他者の評価に委ねず、自らの胸の裡に何らかの矜恃を秘め、辛うじてそれを守りながら生きている人であれば、必ずこの物語に勇気づけられるだろう。
35 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
企業で働く人なら誰にでも薦められる良書だと思う,
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レビュー対象商品: 下町ロケット (ハードカバー)
大手の取引先から契約終了を告げられたり、ライバルの大企業に特許侵害で訴えられたりと次から次へと発生する苦難に従業員200人の中小企業である佃製作所が立ち向かっていくビジネス小説。著者の別作品「空飛ぶタイヤ」もそうだったが、この著者は中小企業の苦労を描くのが本当にうまいと思う。社会的信用という観点では大企業が圧倒的に有利で、取引先の銀行からも信用してもらえない状況の中でも、自分たちにできること、自分たちがやっていることを信じて立ち向かっていく様子はリアリティがあっておもしろかった。企業で働く人なら誰にでも薦められる良書だと思う。 物語の中盤から後半にかけては、ロケットエンジンに必要な特許を取得している佃製作所が、大手企業の帝国重工と特許技術を巡る駆け引きが繰り広げられるのだが、中小企業らしく常に新しいことに挑戦していく佃製作所のスタイルは仕事に対する情熱が伝わってきた。 「仕事というのは二階建ての家みたいなもんだと思う。一階部分は飯を食べるなど生活に必要な金を稼ぐために働く。だけど、それだけでは窮屈で仕事には夢がなきゃならない。それが二階部分だ。夢だけ追っかけても飯は食っていけないし、飯だけ食えても夢がなきゃつまらない。」 佃社長が言った上記の言葉は、「働く」ということの本質をついていると思った。
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