- 【 講談社ストアはこちら 】 - 西尾維新最新作『恋物語』やAKB48の『指原莉乃1stフォトブック』など今人気のタイトルや特集は講談社ストアへ。
我が国で下流に落ちる若者たちは、人類史上初めて登場したタイプではないかと言う。彼らは生きるために必要な知識を学ぶという当然の行為を否定する。その裏には「無知のままで生きる不安を感じずにいられる」という絶望的な特徴があると指摘する。これは貧困や劣悪な生活環境によって「教育を受けたいが受けられない」といった、従来存在した下層社会の問題とは根本的に異なる。彼らにとって教育や労働は強制された「苦役」でしかなく、避けられるものならば避けて通りたい面倒ごとにすぎないと言う。
そうした若者が増殖する原因の1つは「孤立化」だと言い、社会の目に見えない相互扶助ネットワークから一度逸脱してしまうと、下流生活が定着化してしまうと憂える。
(日経ビジネス 2007/03/26 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
32 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
自分が頑張らなくなった理由が分かった,
By tsuruko (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 下流志向──学ばない子どもたち、働かない若者たち (単行本)
学ばないのも、働かないのも、自分を「消費者」と位置づけているからだ、という主張に、ナゾが解けたような気分になった。勉強は、最初から消費者として見れば「割に合わない」。これ勉強して何になるのか?が示されていないから。しばらく学んでみないと学びの意義は実感できない。そしてそんな曖昧な商品には、賢い消費者は手を出さない。 大抵の労働も、消費者として見ればやはり割に合わない。サラリーマンは自分が提供した労働以上の給料はもらえない。そうでなきゃ会社に利益が残らず、会社の経営は成り立たないのだから、当たり前だ。そしてそんな自分が損する取引には、賢い消費者は手を出さない。 彼らは怠けているのではなく、勉強も労働も、こういう合理的判断に基づいて積極的に拒否しているのだ、と言われて、深く納得。そしてこういう「消費者」であることに徹した態度によって、学校も行かず就職もせず、自分からわざわざアッサリ経済的貧困に陥っていく。これが「下流志向」。自分では何も生み出さず、何も作らず、目の前にある商品を、その時点で割に合うかどうかで選ぶだけ。 どこかで視点を切り替えないと、世の中は没落貴族のような賢い消費者だらけになってどんどん地盤沈下していくのだろう。だけど、学ぶ喜び、働く喜び、というコトバがかなり空々しく聞こえるのも事実だ。生産者、労働者としての充実感って、あんまりその辺でお目にかからない。むしろ虚しさのほうがずっと目に付く機会が多い。
204 人中、176人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
視点の導入,
By
レビュー対象商品: 下流志向──学ばない子どもたち、働かない若者たち (単行本)
まずこの本の購入前のご注意です。仮説→調査→検証 はご期待なさらないでください。 本書はあくまで,最近いろいろ話題になっている本に想を得ながら,頭の中で組み立てた内田樹に見えた現在の本です。 学術書ではありません。専門分野の易しい解説でもありません。おじさんが「うぐぐぐむむむ」と考えたことの講演をとりまとめたものです。 家族がニートになったとかでお悩みの方は手にとってもお役に立ちません。 著者はなぜ働かなくなったのか,学ばなくなったのかを考えただけで,現状そうなってしまった人への解決案とかは提示していません。 また,自分が今,学びたくねー,働きたくねーの方は, 「自分はちょっと違うなぁ」と違和感を感じることでしょう。 あくまで,おじさんが読んだ書物と接する学生から得た印象で論じる「下流志向」です。 とここまでお断りしたら,もう褒めても良いでしょうか? 面白かったのですよ。 大抵の現状を切る系統の本って読んでいて,思い込みすぎとか,うそくせーとか,これじゃ新聞の社説だよーとかになってしまうのですが, この本は縦横無尽な論じ方が心地よく,また,この視点は自分には無いなぁがたくさん詰まっていて,読み得でした。 まるごと信じちゃうのは何ですが,ワイドショーや週刊誌のコメントなんかよりは刺激的ですね。 なにはともあれ,人が物を考えるって楽しいことですねと思えてしまった1冊。
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「転職を繰り返す思考パターン」だった私,
By mabopan2 (N県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 下流志向──学ばない子どもたち、働かない若者たち (単行本)
学校を卒業して数十年。ここ最近は「学級崩壊」と言う言葉をよく耳にするが、それがどういうことなのか、はるか昔に卒業した私にはいまいちピンとこなかったのだが、この本を読んでああそういうことなのかと理解することが出来た。私が興味深かったのは「転職を繰り返す思考パターン」自分もある程度転職を繰り返していたので、一生懸命そんなことはないぞと、読んでいて反論を考えていたのですが、著者の指摘が一番しっくりしていることに気づかせてくれました。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
|
|