著者はこうした負の連鎖を引き起こす仕組みを「悪魔のビジネスモデル」と呼び、グレーゾーン金利やそれを放置してきた行政の怠慢にメスを入れる。また、巨額の広告費を支払う消費者金融業界に対して多くのマスメディアが及び腰であり、時には批判が封殺されることもあると痛烈に抗議する。
(日経ビジネス 2006/10/23 Copyright2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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19 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
もはや必須本,
By ポテ武蔵野 (三鷹市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 下流喰い―消費者金融の実態 (ちくま新書) (新書)
金融本としての底の浅さを指摘するフシもありますが、今の人々にはその浅い知識こそ必要で、この本ではわかりやすくそのあたりが 書かれています。 身の丈にあった生活をし、むやみに借金をしない。この至極当たり前の事の大事さ、一歩はずれるとそこにはそれこそ「悪魔」が待っている。これからの若者たちにぜひ読んでもらいたい。 お父さん お母さん方は この本を買って子供に読ませるべきでしょう。
16 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
タイトルに偽り無し!警告の一冊,
By XTCMDMATHC (最初はグー、さいとう県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 下流喰い―消費者金融の実態 (ちくま新書) (新書)
「貸した金は返すのが筋」「自己破産をする人間は金銭感覚がおかしい」というサラ金被害者に責任を求める主張はメディアなどで、頻繁に見受けられる。 では何故、低所得の人間が多額の借金を消費者金融で抱えてしまうか、はあまり 考察されていない。この書は消費者金融や闇金のビジネスモデルを現場取材を通じ、 まとめた好著である。 企業のセイフティーネットに関してなど若干、考察が甘い箇所もあるが、現在の 社会の暗部を正面から論じている部分は大いに為になる。 世の中が勝ち組/負け組、上流/下流などという単純な二元論を使う中、下流の 部類にいる自覚のある方は決して「連中」の喰いものにされない為にも一読を オススメします。
29 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
このビジネスモデルの本質は!,
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レビュー対象商品: 下流喰い―消費者金融の実態 (ちくま新書) (新書)
須田さんの描く日本の金融界のestablishmentの姿は、どうも何かジャーナリスティクで現実離れがした印象をいつも抱いていました。しかし本書での須田さんの描く消費者金融の姿は、従来とは異なり、リアリスティックです。私は、この本を読んで、初めてこの業界の本質を知ることができました。そこで描かれるのは金融が持つ本質の究極の姿と日本のある残酷な一面です。”客を負の連鎖に追い込み、破滅させていかざるを得ない”、そして成長は、既存客の維持ではなく、破滅させる対象を常に新しく探していくことに由来するという特徴は、他の業界にはないものです。この側面に注目した著者が、それを悪魔のビジネスモデル”と捉えた点は慧眼です。公共事業という疑似セーフティネットがなくなる中で、この業界も従来のような形ではもはや存在が許されなくなるのでしょう。余談ですが、なぜ須田さんが今回の対象についてはこれほどまでに深く接近することができたのかも、須田さん自身によって、さり気なく、本書の中で、説明されています。
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