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茨城県・下妻に住み、ぶりぶりのロリータ・ファッションに身を包んだ少女・桃子(深田恭子)がヤンキーのイチゴ(土屋アンナ)と出会い、数々の騒動に巻き込まれながらも強力な生き様を貫く、嶽本野ばら原作のハイパーパワフルな乙女たちの純情物語。
「私はマリー・アントワネットの生まれ変わり」という発言をしたフカキョン嬢をTVで見た中島哲也監督がキャスティングしたことで、この映画の成功はほぼ約束されたようなものだ。「ロココ調の18世紀のおフランスに生まれたい」と懇願し、あぜ道をヒラヒラファッションと日傘で、牛のウンコふみながら歩く桃子とフカキョン嬢は一卵性双生児ではないかと思えるほどのハマリ役。その彼女を生かすため、中島監督は全編をコミックタッチで演出。色があふれそうな映像のトーンとハイテンションなキャラクターたちが火に油を注ぎあい、鑑賞後には根拠のない前向きなイケイケ感を噛みしめてしまう傑作。(斉藤守彦)
「私はマリー・アントワネットの生まれ変わり」という発言をしたフカキョン嬢をTVで見た中島哲也監督がキャスティングしたことで、この映画の成功はほぼ約束されたようなものだ。「ロココ調の18世紀のおフランスに生まれたい」と懇願し、あぜ道をヒラヒラファッションと日傘で、牛のウンコふみながら歩く桃子とフカキョン嬢は一卵性双生児ではないかと思えるほどのハマリ役。その彼女を生かすため、中島監督は全編をコミックタッチで演出。色があふれそうな映像のトーンとハイテンションなキャラクターたちが火に油を注ぎあい、鑑賞後には根拠のない前向きなイケイケ感を噛みしめてしまう傑作。(斉藤守彦)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
深田恭子と土屋アンナが共演、劇場ロングランヒットを記録したハイパー青春コメディ。ロリータファッション命の桃子と、ヤンキー娘・イチゴのふたりがひょんなことから出会い、行動を共にすることに…。2枚組スペシャル版。
内容(「Oricon」データベースより)
ロリータファッションに全てを懸ける少女と、特攻服姿で原付バイクに乗って爆走する地元ヤンキー娘の青春物語。嶽本野ばらの同名小説を中島哲也監督が映画化している。出演は深田恭子、土屋アンナほか。
内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
思春期男子の特性を“単純バカ”とするならば、思春期女子は“執念のバカ”である。たとえば好きなアイドルをけなされると、本気で泣く。基本デッサンがイビツなまま、驚異的に緻密なイラストを描く。まだ世間を知らないがゆえの、粘りの強い女子の執念。この『下妻物語』では、深田恭子はロココ調ロリータ・ファッションに心酔し、土屋アンナはヤンキー魂に命をかける。一見正反対の二人だが、要するに“他人と群れることができない”という、思春期女子としては致命的な欠陥を持つ者同士だ。ド田舎、下妻を舞台に勘違い街道を突き進みながら、いつしか二人の間に友情が芽生えて――と、これはそんなバカ話であり、そして胸がすくような快作でもある。大人はいつも思春期の子がやるバカが大好きだもの。映画評論家には嫌われがちなCM出身の監督だが、本作に関しては正解である。テンポのよいバカを楽しむためには、15秒単位のスピード感がちょうどいい。 (吉田正太) --- 2005年01月号