商社が舞台。ボボッとした大型わんこ系の生真面目な新人くん・瀬谷と、瀬谷の教育係の先輩社員・香川。
香川の新人育成の方針は誤っている、と主人公の島田が判断するシーンがあります。
会社内の狭い世界の話ですけど、会社勤めをしていると大なり小なりこういうこと、あるなぁ・・・と思う内容でした。
失恋して酔って、瀬谷を襲い受けする島田は、ぶっ飛んだ出だしなのですが、
そのあとは意外とマトモで島田の視点にすんなり入れたし、彼は結構、男臭くて
新人の仕事ぶりをそれとなく見守ってやる先輩社員の雰囲気も途中に入るので、甘すぎません。
丁寧に折りたたむように島田が自分の気持ちを整理していくのに引き付けられました。
木下けい子先生の挿絵もぴったりです。