信仰心のない者は、初めからこのような書を開こうとはしないでしょう。ただ、書物の紹介ということで、あまり価値判断はせず、書かれている内容で、一般に興味の持てそうなところを抜粋しておきます。その片鱗から本書の内容を推測してください。いつものことながら、レビューの五段階評価は棄権しています。人様の好悪からなる感情的印象批評にどれほどの意義も見出していない私めでございます。
(1)亡くなってから6時間ほどは、魂は現世にあって、その後気がつくと異世界に移動している。往生際が悪いと「未成仏霊」になってしまうこともある。
(2)あの世には地獄界や天界など、さまざまな世界がある。私が霊視したところ、それぞれの世界は横並びではなく、縦に積み重なっており、全体として層状、鉢状になっている。
(3)ほとんどの人は、あの世での修行のいずれかの段階で、神様から生まれ変わりを命じられる。生まれ変わらなくてもいい魂の完璧な人が100万人に1人くらいいる。
(4)霊(魂)にはプラスとマイナスとがある。利他という徳を積んでいる人は、ブラスのエネルギーの塊、我欲によって罪を重ねた人は、マイナスのエネルギーの塊になっている。
(5)境遇と境涯の違いを知ろう。人は高い境涯にあれば、どのような境遇にあろうと、幸福感に包まれて生きていける。境遇とは、自分を取り巻いている環境や自分が置かれた立場といった身の上のこと。境涯は自分の心の有りよう、魂のレベルに合ったランクのこと。境涯は、懺悔と精進によって、ランクアップできる。十界における最高の仏界・菩薩界などはなかなか得難い領域ではある。
(6)最下位の地獄に落ちないためにも、この世は修行の場と心得る。それが私たちの使命である。イバラの道をあえて選び、一番損な役まわりを進んで引き受けることが大切である。我欲をなくすことで、自ずから感謝の気持ちが生まれてくる。利他の徳を積むことを決して忘れてはならない。