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上野先生、勝手に死なれちゃ困ります 僕らの介護不安に答えてください (光文社新書)
 
 

上野先生、勝手に死なれちゃ困ります 僕らの介護不安に答えてください (光文社新書) [新書]

上野千鶴子 , 古市憲寿
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 798 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

◎ 内 容

ベストセラー『おひとりさまの老後』を残して、
この春、東大を退職した上野千鶴子・東大元教授。
帯の名文句「これで安心して死ねるかしら」に対して、
残された教え子・古市憲寿が待ったをかける。
親の老いや介護に不安を覚え始めた若者世代は、
いくら親が勝手に死ねると思っていても、
いざとなったら関与せずにはすまない。
さらに、少子高齢化社会で、団塊世代による負の遺産を
手渡されると感じている子世代の先行きは、この上なく不透明。
だとすれば、僕たちが今からできる心構えを、教えてほしい......と。
これに対し、「あなたたちの不安を分節しましょう。
それは親世代の介護の不安なの?
それとも自分たち世代の将来の不安なの?」
と切り返す上野。
話は介護の実際的な問題へのアドバイスから、親子関係の分析、
世代間格差の問題、共同体や運動の可能性...etc.へと突き進む。
30歳以上歳の離れた2人の社会学者の対話をきっかけに、
若者の将来、この国の「老後」を考える試み。

◎ 目 次

上野先生、勝手に死なないでください!(古市から上野先生への手紙)
この本の読み方(古市憲寿)
第1章 何が不安なのか、わからない、という不安
第2章 介護という未知のゾーンへの不安
第3章 介護保険って何?
第4章 それより自分たちのこれからのほうが不安だった
第5章 少子化で先細りという不安
第6章 若者に不安がない、という不安
第7章 不安を見つめ、弱さを認めることからはじまる
古市くんへ(あとがきに代えて 上野からの返信)

◎ 著者プロフィール

上野千鶴子(うえのちづこ)
1948年富山県生まれ。東京大学名誉教授。
東京大学大学院教授を2011年退職。NPO法人WAN理事長。
長年、日本における女性学・ジェンダー研究のパイオニアとして活躍。
近年は介護とケアの領域へと研究範囲を拡大。
著書に『家父長制と資本制』『近代家族の成立と終焉』(以上、岩波書店)、
『おひとりさまの老後』(法研)、『ケアの社会学』(太田出版)など多数。

古市憲寿(ふるいちのりとし)
1985年東京都生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程在籍。
慶應義塾大学SFC研究所訪問研究員(上席)。有限会社ゼント執行役。
専攻は社会学。著書に『希望難民ご一行様』(光文社新書)、
『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社)、『遠足型消費の時代』(共著、朝日新書)。

内容(「BOOK」データベースより)

ベストセラー『おひとりさまの老後』を残して、この春、東大を退職した上野千鶴子・東大元教授。帯の名文句「これで安心して死ねるかしら」に対して、残された教え子・古市憲寿が待ったをかける。親の老いや介護に不安を覚え始めた若者世代は、いくら親が勝手に死ねると思っていても、いざとなったら関与せずにはすまない。さらに少子高齢化社会で、団塊世代による負の遺産を手渡されると感じている子世代の先行きは、この上なく不透明。だとすれば、僕たちが今からできる心構えを、教えてほしい―と。これに対し、「あなたたちの不安を分節しましょう。それは親世代の介護の不安なの?それとも自分たち世代の将来の不安なの?」と切り返す上野。話は介護の実際的な問題へのアドバイスから、親子関係の分析、世代間格差の問題、共同体や運動の可能性etc.へと突き進む。30歳以上歳の離れた2人の社会学者の対話をきっかけに、若者の将来、この国の「老後」を考える試み。

登録情報

  • 新書: 254ページ
  • 出版社: 光文社 (2011/10/18)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4334036473
  • ISBN-13: 978-4334036478
  • 発売日: 2011/10/18
  • 商品の寸法: 17 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
高齢者介護の実態、日本の若者のこれから、団塊世代とその子とのかかわり方などについて書かれた一冊。

日本を代表するフェミニストである上野千鶴子さんとその教え子(?)である古市憲寿さんとの対談形式。
20代の古市さんが抱える若者の悩みや不安に60代の上野さんが答えるという形式が非常に面白い。上野さんがばっさばっさと切り捨てていく様が痛快。

親の介護という問題は、遅かれ早かれ必ずやってくる避けられない事態である。
それならば介護が必要になったときにさぁどうしようと考えるのではなく、今のうちから親と話し合いコンセンサンスを取っておくべしという上野さんの主張には賛同せざるをえない。その方がキャリアプランとかも立てやすいと思う。

古市さんの提案に従って、親にもこの本を渡し、今読んでもらっています。
親とのかかわり方について考えさせられた一冊でした。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カーマイン トップ1000レビュアー
形式:新書
 フェミニズムの権威(?)である上野さん(60代)と、東大大学院で社会学を専攻している古市さん(26歳)の対談本です。対談本ですが、ジェネレーションギャップも権威ギャップもあるため、どちらかというと上野さんが古市さんをもてあそんでいる(?)ようなところもあります。20代VS60代という世代対決討論ではぜんぜんなくて、どちらかというと若年寄みたいな古市さんの疑問(不安)に自律自尊的な上野さんがズバズバと答えていく、という内容です。古市さんも噛みつき型ではないので、全体的に上野先生の独壇場。
 対談本なのでタッチは軽いのですが、上野さんのキャラが立っていておもしろいし、特に介護について知識がつく本です。上野さんが絶賛しているのが介護保険ですが、こういう仕組みがあるおかげで介護にともなう苦労が激減したという話はまったく知らなかっただけにとても印象的でした。介護についてちょっとでも知識のある人にとっては常識なのだろうとおもいますが、普通の人は案外知らないことではないかと思います。「いずれ介護しなければいけない」「いずれ介護されることになる」という漠然とした不安というかおそらく突然やってくるリスクというか、そういうものに明快に答えてもらえるので(ただし、あまり希望もないが)、なにが不安なのかを言語化し、それについて解説してもらえる、という点ではためになる講演会に参加したあとのような読後感。
 もちろん、介護だけではなく、若い人たちのメンタリティと戦後世代(団塊世代)のメンタリティ、北欧の福祉、福祉とナショナリズム・・・などなどの分析も鋭く、そういった「鋭さ」みたいなものも大いに付加価値を与えていると思います。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ib_pata VINE™ メンバー
形式:新書|Amazonが確認した購入
 上野さんみたいに「世代間対立ネガティブキャンペーンに簡単に乗ってしまうような人たちや、既得権益に憧れ続ける人たち」とまでは思ってまではいなかったものの、前から団塊ジュニア世代の、特に男の子たちに個人的に感じていた「エディプス期の希薄化という問題があるんじゃないのか」という疑問は、見事に説明してくれたかな、と思います。それは、別の言葉で言えば《親が死ぬのが怖い世代》なのかな、と(p.36)。《自分が庇護される側のまま、一生子どもとして生きて、子どものまま死にたい。団塊世代はこういう子どもを育てたのか!》という上野さんの嘆きももっともだな、と(p.38)。団塊の世代はたまたま高度成長に乗っただけの「成り上がり」者が多いから、遺産相続者である子どもを甘やかして育てた、のかなと。実感ないのですが、アメリカなら、奨学金を取って苦学している金持ちの子女はいっぱいいる、というんです。アメリカなどでは、そうした厳しい大学時代ぐらいはクリアする必要があって、遺産相続者であるための資格条件は厳しいんだ、と(p.33-35)。

 とはいっても、柄谷行人さんの「子育てに、成功はない」という言葉と(p.251)、ある人が上野さんに言ったという「世の中に未熟じゃない親はいない」(p.67)という言葉は印象に残りました。肝心の介護に関しては、そのニーズが介護を担わされていた中年層と、それを大きくまとめた連合によって介護保険が生まれたというあたりは、なるほどな、と。「介護1000万人の輪」はいつかチェックしてみよかな、と。あと、ナショナリズムと福祉はワンセットだけど、日本のナショナリストは国民よりも国体が大切という立場だというのも、実によくわかる話だな、と(p.159)。だから少子化対策といっても、シングルマザー支援なんかはやらなかったんだな、と。また、、正規社員でも、見なし残業で、残業代少ししか払ってもらえなかったら、非正規雇用の時間当たりの賃金と変わらないっつうか、それぐらいが、国際分業時代の平均なのかな、とも感じましたかね。
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