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上海少年 (集英社文庫)
 
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上海少年 (集英社文庫) [文庫]

長野 まゆみ
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

兄さん、あの日の上海に還りたい―。昭和24年、生き別れた兄の面影を追って、今日もひとり波止場へ向かう少年・睦…。懐かしく切ない時代を舞台に、少年たちの運命と邂逅を詩情豊かに描く連作集。

内容(「BOOK」データベースより)

今日も波止場に大陸からの引揚船が着く。睦は独りそれを待っていた。あの海の向こうの都市で過ごした、失われた幸福な日々。生き別れになってしまった兄と阿媽(アマ)のことを想いながら―。そして、港町の一角に出来た華人の市場で、彼は懐かしい上海から来たという、不思議な男に出会う…。過ぎ去った時代に生きる、少年たちの姿を詩情豊かに描く作品集。

登録情報

  • 文庫: 224ページ
  • 出版社: 集英社 (1999/3/19)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087470296
  • ISBN-13: 978-4087470291
  • 発売日: 1999/3/19
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.2 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By suiha
形式:単行本
この『上海少年』は、短編の作品集だが、
私が一番気に入っているのは「幕間」という作品だ。

有名演出家を父に持ち、演劇の世界を夢見る主人公と、
彼女の目の前に突然現れた青年。

どうしようもなく青年に惹かれてゆく主人公。
しかし、ふたりの道は交わるべき運命ではなかった。
それでも想いだけは微熱を増してしまう…。

昭和初期を知らない私なのに、何故か懐かしさを覚えてしまうような
巧みな筆致で、この作品集は描かれている。
喧噪と、倦怠と、騒乱。憂鬱と、熱情と、破綻。
行く末のわからない、激動の昭和の匂いが立ち込めている。

物語としての昭和を味わってみたいなら、
長野ファンでなくとも愉しめる一冊であろう。

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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
長野まゆみさんというと所謂BLっぽい話しか描いてないと思われがちですが、この作品集では女のひとがかなり出て来ます。長野さんの新しい一面を知っていただくためにも読んでもらいたい作品。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By bifs
形式:文庫
時代設定がはっきりしていること、女性が少年に絡んでくることなど、
他の長野まゆみ作品とはやや趣が違うかな?と思わせるところもあります。
しかし、それは表面的なことに過ぎず、過ぎ去った時代をあくまでも自分の世界として描ける彼女の筆にはやはり驚かされます。

時代もそれぞれな短編集ですが、どれもその時代その時代の濃密な空気を感じることができ、飽きることがありません。
そのなかでも、最後の「白昼堂々」は、独立してシリーズ化されただけあって
読みやすいのではないでしょうか。
美しい言葉遣いには惚れ惚れしてしまいます…。

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