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上海クライシス
 
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上海クライシス [単行本]

春江 一也
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

危うし!2008年北京オリンピック------悪夢の中国内乱への
カウントダウンを克明に描いたサスペンスロマン。
「上海日本総領事館員自殺事件」を素材に、中国自滅に至るプロセスを暴き出
す。シルクロードの彼方から舞い降りた「うたかたの恋」は、中国の権力闘争
とCIAの陰謀に巻き込まれながら、意外な道へと踏み込んでいく。
胸躍るスペクタクルが満喫できる長編エンターティンメント小説。

内容(「BOOK」データベースより)

危うし!2008年北京オリンピック―「上海日本総領事館員自殺事件」をヒントに、中国自滅に至る道を克明に描き出す。シルクロードの彼方から舞い降りた「うたかたの恋」は、中国の権力闘争とCIAの陰謀に巻き込まれながら、意外な道へと踏み込んでいく。中国内乱へのカウントダウン。

登録情報

  • 単行本: 576ページ
  • 出版社: 集英社インターナショナル (2007/4/26)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4797671602
  • ISBN-13: 978-4797671605
  • 発売日: 2007/4/26
  • 商品の寸法: 19 x 14 x 4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 313,690位 (本のベストセラーを見る)
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9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By かさこ VINE™ メンバー
形式:単行本
この作品に書かれたことが、

どれだけ今の中国政治の実態に近いかはわからないが、

現代中国政治のおそろしさを、複眼的な視点で、

見事に描いた作品。

単に中国内政だけでなく、国際情勢も絡めた展開もおもしろい。

きっとこの作品に書かれている似たようなことが、

実際の中国でも起きているに違いないと思わせる作品だ。

眠れる獅子、中国が2008年北京リンピックをめざし、

チベットの西部大開発をはじめ、

中国中が高度成長、大開発にわいているわけだけど、

その陰でさまざまな問題が蓄積されている。

中国投資ブームに沸いているわけど、

偽ディズニーランドがニュースになったように、

中国って実はあんまり中身がないんじゃないかって、

そんな危険性を見事に示唆しているといえる。

この作品が提示している政治のテーマは、

中国だけでなく、日本にもあてはまること。

国家、国民、民族、政治、外交・・・

そうした「大きな」次元の問題って、

一人一人の感情や行動の積み重ねで、

それが大きなうねりになったり、

大きな澱になったりするんだよなってことを、

考えさせられる作品。
このレビューは参考になりましたか?
13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 春江一也の小説として、これまで以上に物語そのものの面白さを十二分に堪能できました。

 たしかに作者の言うとおり、アメリカと並ぶ超大国を目指してがむしゃらに突っ走るお隣の共産中国は、環境問題をはじめとして、本当にやたら深刻な問題を私たち自身にも投げかけています。それは作者がこの小説で訴えたい「裏テーマ」なんでしょうが、私はそれ上に、ストーリーの構成や疾走感が痛快で、なんかやたらお金のかかったスペクタクル映画を見せつけられたように思いました(もっとも、小説そのままの映画化は絶対不可能でしょうけど)。

 この物語づくりは、春江一也の過去の小説より上を行くもので、『プラハの春』以降の「中欧三部作」を超える代表作になったのではないか。それとも「新生・春江一也」を印象付けようとしたのかと勘ぐってしまいます。

 いずれにしても、かつてヨーロッパにいて現実の冷戦を肌で知るという現役のエンターテイメント作家は、こと日本では春江一也ぐらいなもので、その極めて稀なスタンスは今回の「中国現代史もの」でも十分感じられ、頼もしい限りです。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
中国という国 2007/10/10
By 太陽
形式:単行本
知人にウイグル人がおり、最近上海経由で新疆ウイグル自治区に行っただけに、その時に見た風景が蘇ってきて、そういう点でも楽しめた。
もし、その土地に行ったことの無い方は、レンタルビデオ店でNHKの「シルクロード」(第1,2,3,9集がおすすめ)を見てから読むと、贅沢な時間が過ごせるのでは。
日本人が必ず感じるであろう、横柄な上海人に対する不快感や、無理やりに異民族が同じ地区に住んでいるという違和感、また、それに関する質問をした時のウイグル族の人々の異常なまでの公安に対する恐れよう。その真相がこの本には描かれており、改めて中国という国の恐ろしさを感じさせられた。
だからこそ、読み終わった時、いや、読んでいる時から思っていた事がある。
「作者の身の上は大丈夫であろうか?」そう思わせるほど攻撃的に、「これでもか。」と言わんばかりに、克明に、詳細に、作者は中国政府、そして世界の内部をえぐる。
もしかしたらこの本はフィクションの形式をとったドキュメンタリーなのでは…。そんな思いを抱き、胸をたからせながら読み切った。
テロリスト、うたかたの恋、中国共産党・公安当局、CIA、アフガニスタン…。巧みな人物描写と、同時刻各国各所で交錯する人間模様。絡まった糸がほどけるように、繊細なパズルが組み合わされるように、クライマックスへと向かっていく。
難しいかもしれない。けれど切に願う。この小説こそ、映画化して欲しいと。
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投稿日: 2007/6/16 投稿者: 海援隊
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