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上流部門から見た「石油の過去・現在・未来」
 
 

上流部門から見た「石油の過去・現在・未来」 [単行本(ソフトカバー)]

菊池 良樹
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

石油は、19世紀末に内燃機関が完成するまでは、リウマチや育毛などに効果があるとされた「得体の知れぬ怪しい液体」で、ドラッグストアで販売されていたという。半世紀に亘って石油の採掘に携わってきた技術者が、20世紀以降日常生活に大量に利用されてきた石油について、その発見経緯、採掘・精製技術、石油地質学の進展などについて語る。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー)
  • 出版社: 文芸社 (2010/1/1)
  • ISBN-10: 4286081788
  • ISBN-13: 978-4286081786
  • 発売日: 2010/1/1
  • 商品の寸法: 18.8 x 13 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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By uh312
そもそも市場に出て来る国際商品・原油の掘削について書いてある本(採掘専門家によるダニエル・ヤーギンのような解説つき)
を期待して購入したが、大きく違っていて失望した。

本書はタイトルの付け方が間違っている。現在・未来の話はほとんどなく、大半は氷河期・古代〜南北戦争くらいまでの
各王朝での油質岩石のレンガなどへの使用方法だとか、カスピ海での岩石の有効利用の発見の経緯とかで占められている。
ネブカドネザル2世の治世にこの岩石を都の外壁に使ったとか言われても「はぁそうですか」という雑学にしかならず、
著者が年配の方であるためだろうか、地質解析の裏話も1970年代で止まっている。もはや著者がかつて石油産業で上流部門に
勤務していたというだけであり、「"1970年時点での石油産業の状況"を太古まで遡った考古学」の本と言った方が適切な表現
だろう(著者が旧・日本石油の関係者なのか?と思われる記述も見うけられる)。

著者が若いころに勤務した業界の後輩にあたる人々にも、そして石油業界に関心がある一般の人々にも、ほとんど実益は
ないのではないか(どういう地点に石油が溜まっているか、の一般的解説の記述はあるが)。強いて言えば「日本人の
元会社員が千年単位での世界史の中で石油産業を本にまとめた」点は珍しいと言えば珍しいが、一段落に一文しか書かない
など、ページ数が少なめな上に中身も期待以上に薄く残念。

総合的に言うなら、書店で現物を確認してからの購入をお勧めしたい。新書レベルで恐竜の化石の歴史やらを読みたいという
希望を最初からお持ちの方にはもっと高評価になるのだろうが、題名以外に情報もないまま上記の期待に基づいて購入して
しまった私には内容全体が予想外だったので低めの評価となった。
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めずらしい本 2010/10/2
形式:単行本(ソフトカバー)
本書は、2010年1月に発行されたばかりです。上流部門という言葉を見て、すぐに購入しました。
石油の発見から商業利用のための掘削にいたるまでを、
紀元前から19世紀にいたるまでの歴史的視点で記述するいう点で、たいへん珍しい本です。
石油関係の本を何冊か読みましたが、このような本は初めて読みました。

良い点
1.「○○年、…社が創業」といった具合に、年数が具体的にはいっているところが良いです。
  えっ、日本はまだ明治維新の頃じゃないか!などと分かるからです。
  石油の歴史がよくわかります。
2.著者は地質学・古生物学専攻で、理学博士なのに、専門分野にこわだりすぎず、
  難解な専門用語を使わず文章は平易ですあり、グローバルな視点で書かれています。
  ときどき話が脱線していって多少読みにくいのは、まぁ、ご愛嬌といったところでしょう。

もし可能なら、石油探査・掘削などの専門的な技術の本も御執筆いただきたいな、と期待しています。
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