私は最近、上村愛子選手のことを親せきの女の子のように感じていることに気付いた。それは、彼女にとても親しみが持てるし、”愛ちゃん”って呼んでも彼女ならあの笑顔で”は〜ぃ、ここだょ〜っ”と答えてくれると思うから。そんな気さくさと、可愛さを彼女は持ち合わせている。
昨年6月だろうか、結婚会見をTVで語る愛子さんの話を聞いたとき、素晴らしい女性だなぁと思った。30代になったばかりの彼女はあらゆる面で優れた心の持ち主であることが、にじみ出ていた。
それまで、上村愛子の名前と競技種目はあまりにも有名であったが、殊更彼女について関心を持っほどではなかつた。しかし、昨年から私は愛ちゃんの大フアンになっていた。”上村愛子 笑顔のゆくえ”をみていると、20代前半のソルトレイクの彼女の姿が映し出されている。
普段はやさしい目で愛らしい笑顔の彼女だが、試合中の目は、びっくりするほど違っていた。それは当然のことであるが、モーグルにかける情熱が見ている者に伝わってくる。
2002年2月9日の様子がつぶさに書かれてある、それを読み進めているとまるで自分のことのように、彼女の心の動きを感じ取れ、そうだったの、と愛ちゃんの心中が察知られた。また、愛ちゃんは家族の愛情に恵まれた幸せな人であることも、この本からタップリと読みとれた。
すがすがしい笑顔と何とも言えないやさしい目を持つ上村愛子選手・それは2010年の今も変わらない。彼女に元気をもらっていることは写真を見るたびに感じる。この本と最近書かれた ”やさしく、強く、そして正直に”は夜眠る前にいつでも手が届くように枕元に置いてある。