全巻持っていますが、特にこの9巻が好きでレビューしました。
このアフロシリーズは大好きなんですが、特にこの巻は最後のエピソードが笑いながらも涙に咽ぶ様な、不思議でいて、感動できる素晴らしい作品になっていると思います。
ありきたりの日常の中で誰もが憧れる些細な夢。それを実現するにはどうしたら良いか、田中が我々に代わって実行してくれます。
やっぱりそうなるよなーという失望からの笑い、失敗してよかったなという安堵の笑い。どたばたというよりは静寂を感じながらも声を殺して笑い転げるといった作品。
基本的にはエロィ事ばかりなんですが、まあそういった年頃なのでよく解ります。しかし、そのエロは非常に今で言う草食系な行動をとることで表現されています。頭と体は間違いなく猛獣型肉食系なのですが、行動がどうにもうまくいかない。そこがまたモテるという言葉とは無縁だった私のような類の男達を共感させるのではないのでしょうか。
この巻が最高だと申し上げましたが、決してこれだけをご覧になることの無いように。これだけではきっと感動できないでしょうから。第一巻から笑い続けてこの巻で涙し、最終巻で微笑んでください。
途中からヒロインとなるマキちゃんと田中のぎこちないけれどもとても理解できる不器用さを堪能してください。