坂本九(以下九ちゃん)生誕70年、発売50周年記念盤、映画コクリコ坂よりの挿入歌です。カセットが同時発売なのは、フアン層の年齢を考慮してなのかな?ジャケットは、オリジナルと違いカラー化されています。1961年発売で、私が小学校5年生のときです。九ちゃんは、当時ダニー飯田とパラダイスキングのヴォーカルとして少し売れていましたが、この曲で大ブレーク。従来の歌謡曲の歌い方とは一線をかくした、ヴァイブレーションの少ない、しゃくりあげる様な歌い方、上を向うういて、歩こうおおお・・という特徴のある歌い方は、その当時皆真似をしていました。曲調もアップ・テンポで、涙を歌っていますが、内容はむしろ前向きです。
作詞は永六輔、作曲は中村八大、歌は九ちゃん、3人あわせて六八九トリオと呼ばれていました。中村さんは、ジャズ・ピアニストで少しバタ臭い(死語ですか?)曲調が特徴、永さんは、少しハイカラ(これも死語?)な歌詞で、九ちゃんの歌い方とよくマッチしていました。ちなみにこのトリオの曲は、初期の物を除き、代表的なものは、全て収録されています。しかし、録音された年代の関係上全てモノーラルです。
その後九ちゃんは、幸せなら手をたたこ、涙君さよなら、ジェンカ等ヒットを飛ばし、その全てをリアルタイムで聞いています。そして、ご存知のように、1885年の日航機墜落事故で43年の生涯を閉じます。付け加えますと、上を向いて歩こうは、1963年米国でSUKIYAKIのタイトルで大ヒット、ビルボード誌で3週、キャッシュ・ボックス誌で4週連続1位を獲得し、現時点で日本の曲が全米1位を獲得したのは、この曲のみです。
なお、この曲は、大震災後とくに被災地で、ラジオ、有線で通常の10倍以上のリクエストが殺到したのは、良くご存知だと思います。
日本のみならず、世界のエヴァー・グリーンのスタンダード曲、上を向いて歩こう・・素晴らしい!!!