韓国がまだ、高句麗、新羅、百済という三つの国でなりたっていた時代の、それぞれの国の興亡を描いた、三国遺事、三国史記という本から昔話を集めた本です。
(残念ながら現在絶版、この講談社学術文庫版等で比較的入手しやすい。)
日本でも放映された、ヨン様主演の「大王四神記」の背景になるようなお話が沢山収録されています。
・国の祖となる英雄はみな卵からうまれること。
・中国との戦で、多勢に無勢ながらも見事に戦う名将。
・各所に現れる日本琉球との関係
など、日本の話とは一足違った面白さがあります。 機会があったらご覧になってください。
また、本編ではありませんが、
冒頭のこの本を読む子供への著者からの語りかけと、ラストの小堀圭一氏による発刊に関するエピソード、この二箇所は必読です。
ここから作者の金素雲氏の複雑な心情と、植民地だった朝鮮と日本の複雑な関係を理解するための一助となるのではと思います。