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民主主義はいかに社会の発展に寄与し、国家間の紛争を起こりにくくさせるか、またなぜ戦争はなくならず、なぜ日本は大陸に進出しなければならないのかといった問題に対して異なる立場からの考察がなされている。
特に興味深いのは、南海先生が、政治の本質を「国民の意向にしたがい、国民の知的水準にちょうど見あいつつ、平穏な楽しみを維持させ、福祉の利益を得させること」とし、民主制を好ましいものとしながらも、その実現においては一定の過程を経なければ逆に混乱をもたらすと説いている点である。
南海先生は、理想を持ちながらも現実を直視していた。両者のバランスを保つことがいつの時代でも重要であることは言うまでもないが、「ことなかれ主義」が蔓延している今日、この三酔人のように信念を持って政治を語れることも同じくらい大事であろう。
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