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三都物語 (新潮文庫)
 
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三都物語 (新潮文庫) [文庫]

船戸 与一
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

割れるような歓声さえ、魂の飢えを満たしはしない。
異国の球場に招かれた助っ人たちが味わったのは、黒社会の触手、野球賭博の蜜、そして未だ癒えぬ内戦の匂い。
横浜、台中、光州を舞台に男たちの生き様を描く、異色ハードボイルド小説。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

才能を買われ、彼らは異国のスタジアムに招かれた。世界を流離うコーチ・雪島裕司は、黒社会と関わっていた。奇跡的に復活した投手・金光洋昭は、ベトナム戦争の亡霊と遭遇した。アジアの超新星・劉東生は、知らず陰謀に呑み込まれていた。みな禁断の路地に足を踏み入れてしまったのだ。横浜、台中(台湾)、光州(韓国)。神なき三つの都に降る雨が、男たちの体を蝕んでゆく―。

登録情報

  • 文庫: 506ページ
  • 出版社: 新潮社 (2006/07)
  • ISBN-10: 4101343187
  • ISBN-13: 978-4101343181
  • 発売日: 2006/07
  • 商品の寸法: 15 x 10.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 95,910位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
横浜、台湾・台中、韓国光州の三都市を舞台に、五名の野球に関わる者たちと、その周囲で起きる事件を描いた連作短編集。

それぞれに主人公を配するが、その各人が関連を持っている。

ハードボイルド性にはややかけるかもしれないが、各国の野球事情がよくかけており、面白い。特に日本のチームについては、明らかに実在する球団・選手をモデルとしており、その点でも楽しめる。

私のような「野球好き+ミステリー好き」にとっては、それなりに楽しめるが、作者の作品としては、所謂「船戸節」がマイルドである分、特に野球に興味がない人間にとってはつまらないかもしれない。

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By yuishi トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
日本、台湾、韓国の三国、それぞれ横浜、台北、ソウルの三都を舞台に、プロ野球に男たちを描いた1話完結の5編からなる連作短編。各編の主人公はそれぞれ異なるが、登場人物は共通しており、ひとつのストーリーとして読める。

船戸与一の新境地と言っていいのだろうか?世界中の動乱地帯、辺境地帯を舞台に血なまぐさい冒険小説を多く書いてきた著者が一転、東アジアの野球界をテーマにした。スポーツを題材に挙げたとはいえ、さわやかなスポーツマンシップとは無縁。読者の心をざわつかせ、締め付けられるような緊張感のある展開、男の情念、欲、非情さ・・・。著者らしいストーリーが展開する。
野球賭博、日本の球界を引退したが韓国プロ野球でリバイバルした投手、引退後メキシカンリーグ、中国と渡り歩き台湾のチームのヘッドコーチを務める男、台湾出身の新人投手、スカウト歴40年の男・・・。

三国のプロ野球界が直面する問題点についても厳しく描かれる。米大リーグへの人材流出による空洞化と人気凋落、逆指名制度、FA制度の導入による一部有力球団の人材寡占化と拝金主義・・・。選手たちにたかる人々、金、女、一度はまれば身をくずすような奈落が見え隠れする世界。

もちろん船戸与一のこと、単なる野球小説で終わるわけもなく(とは言っても全く異なるストーリーに発展するわけでもないが)、韓国で1980年に発生した内戦「光州事件」や、台湾の政治の暗闘、中国マフィア、公安局、犯罪に手を染める華僑組織など見え隠れする。

短編集ということで、全体を貫く滔々としたストーリーがあるわけではないが、実力主義の世界とはいえキレイ事で終わらない世界の断面を切り取った各編は読ませる。

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By yuishi トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
日本、台湾、韓国の三国、それぞれ横浜、台北、ソウルの三都を舞台に、プロ野球に男たちを描いた1話完結の5編からなる連作短編。各編の主人公は異なるが、登場人物は共通しており、ひとつのストーリーとして読める。

船戸与一の新境地と言っていいのだろうか?世界中の動乱地帯、辺境地帯を舞台に血なまぐさい冒険小説を多く書いてきた著者が一転、東アジアの野球界をテーマにした。スポーツが題材とはいえ、さわやかなスポーツマンシップとは無縁。読者の心をざわつかせ、締め付けられるような緊張感のある展開、男の情念、欲、非情さ・・・。著者らしいストーリーが展開する。

野球賭博、韓国プロ野球でリバイバルした元プロ野球投手、引退後メキシカンリーグ・中国と渡り歩き台湾のチームのヘッドコーチを務める男、台湾出身の新人投手、スカウト歴40年の男・・・。

三国のプロ野球界が直面する問題点についても厳しく描かれる。米大リーグへの人材流出による空洞化と人気凋落、逆指名制度、FA制度の導入による一部有力球団の人材寡占化と拝金主義・・・。選手たちに集る人々、金、女、一度はまれば身を崩す奈落が見え隠れする世界。

もちろん船戸与一のこと、単なる野球小説で終わるわけもなく(とは言っても全く異なるストーリーに発展するわけでもないが)、韓国で1980年に発生した内戦「光州事件」や、台湾政界の暗闘、中国マフィア、公安局、犯罪に手を染める華僑組織など見え隠れする。

短編集ということで、全体を貫く滔々としたストーリーがあるわけではないが、実力主義の世界とはいえキレイ事で終わらない世界の断面を切り取った各編は読ませる。
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