ちょうど映画「ザ・マジックアワー」公開から、劇団復活までの期間に書かれた、朝日新聞夕刊の連載をまとめたエッセイ集です。
このシリーズの読者にはお馴染みの、三谷家のペットも年を重ね、
悲しい別れもあったりして、ちょっと切ない巻でもあります。
巻末には、西村雅彦さんなど劇団の皆さんとの対談も掲載されているのですが、
本人がエッセイで書いている時の、「真面目で、自宅派で、小心者の男」という素顔と、
劇団員の皆さんが語る三谷さん像に、微妙な違いがあるのが面白い。
演出家・三谷幸喜というのは、結構怖い人なんですね。
そういう印象が全くなかったので、このエッセイ8冊目にして新しい発見でした。
なんとなく、「表三谷」と「裏三谷」という二つの顔をのぞいた気分。