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三茶日記
 
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三茶日記 [単行本]

坪内 祐三
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

世田谷区三軒茶屋発、渋谷経由神保町行、古書とシブい話題を探求のお散歩エッセイ。

内容(「MARC」データベースより)

なんて、バカなことにこだわるんだ-。世田谷区三軒茶屋発、渋谷経由神保町行、古書とシブイ話題を探求するお散歩エッセイ。『本の雑誌』『マリ・クレール』連載をまとめる。

登録情報

  • 単行本: 236ページ
  • 出版社: 本の雑誌社 (2001/10)
  • ISBN-10: 4860110064
  • ISBN-13: 978-4860110062
  • 発売日: 2001/10
  • 商品の寸法: 18.6 x 11.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 580,966位 (本のベストセラーを見る)
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12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kh VINE™ メンバー
形式:単行本
 読書日記や書評の本を読んでいて、いつも不思議に思うことがある。はたしてこの著者は、これらの本を自腹を切って買っているのだろうか。それとも、出版社から頂戴したものなのか。こういう形而下をおろそかにしてほしくないのだが、みんな素知らぬふりで、まるで本が書斎に湧いてきたとでもいわんばかりだ。この一点だけでも、この読書日記は信用できる。

 古書には興味がなくても、ここに満載の古書をめぐる話はとてもおもしろい。たとえば、著者は、1955年に早大仏文科を卒業した学生の記念文集を手にいれる。そこに酒の飲みすぎで早世したMという男のことが出てくる。酒と女と病気という文学青年的悩みを抱えたこの男の失敗談を、友人たちが懐かしく回想している。Mの忘れ形見・滋さんからも文章が寄せられた・・。脚注があって、Mとは室井で、もちろん室井滋さんのことだよ、と教えてくれる。脚注は、どうやら著者のひとり言的コメントといったものらしい。

 古本が好き(というより本が好き)という人は、こんなふうに街の本屋を渡りあるくのか、とあらためて関心したり、こんな人と論争をしていたの? といったゴシップ的興味も満載。ちょっと地味すぎる装丁と(悪くはないが)、二段組みの活字の小ささに損をしているような気がするが、ぱらっと中をのぞけば、読みたい本かどうかは即座に判別できる。「書を捨てて町に出よう」ではなく「書を求めて町に出よう」の一冊。しかしそれに値する町は、日本にどれほどあるのだろう。

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