「声に出して読みたい日本語」に続く商品だったせいで、このような書名になったのだと思う。商業の駆け引きなしだと、「三色ボールペンを使った読書の仕方」あるいは「三色ボールペンを使った要約の仕方」。これが内容を表す書名だ。
たくさんの読書法があるが、やはり、身体を使った読み方だと元気が出るようだ。眠くなりにくい、より積極的な感じが抱ける、後で振り返ってみるとき便利、といえる。
身体的なら、メモしながら読む、という方法もあるが、これはあまり長続きしなさそう。やはり線を引きながら読み、ときにはスペースにメモ書きする、これがいいかもしれない。
三色ボールペンにこだわらず、その心意気さえあれば、鉛筆でも赤一色でも線は引ける。カラフルなボールペンがなければそれで間に合わせられる。あればもちろん三色使って紙面を明るく演出したほうがやっぱりいい。
さて、本書にボールペンで思い切って線を引っ張ったおかげで本に線を引くことが平気になった。むしろ線を引かずには本が読めなくなり、したがって図書館から本を借りることができなくなった。こういう場合はやはり、付箋紙→コピーという形になるのだろうか?
本書はボールペンで本という聖なるものに線を引かせる悪魔の本であるが、悪魔に支配されてもいい、いまそんな気分になっている。
忘れてたが、なんのために線を引くのか? それは、要約を簡単にしやすくするためであり、振り返りやすくし、記憶を定着させるためである。そういう意味で、本書は、要約の仕方を分かりやすく説明したものともいえる。