長年、定評のある別の国語辞典を使っていましたが、最近書店で色々な国語辞典を立ち読みして検証した結果、こちらの「三省堂国語辞典」に買い換えました。
今まで使っていた国語辞典は、言葉の語義や成り立ちや本来の意味が詳しく載っていて、日本語を深く学べる大変良い辞書だったのですが、その辞典では「広義の意味、俗語的な意味、ここ数年の日本でよく使われるようになった意味」が新しい版でも殆ど載っていないのが私には不満だったのです。
たとえば、「リテラシー」という言葉は、本来の意味は「読み書き能力」という意味ですが、今の日本では「メディアリテラシー」という使われ方で「マスコミに騙されない力」みたいな意味で使われていることが多いと思います。
「天然」という言葉は、本来の意味は「自然のまま」みたいな意味ですが、今の日本で「あの人って天然だよね」のように使われた場合、「浮世離れしていて微笑ましい」という意味で使われることもありますが、「奇妙で浮いていて愚かしい、空気が読めない人」等の悪口を含んだ意味で使われることもあります。
この辞典でそれらの言葉をひくと、本来の字義通りのことばの意味も、今(このレビューを書いてる2011年2月時点で)の日本でよく使われているほうの意味も、両方ともしっかり載っています。
自分がこの辞典に最も魅力を感じる点はそこです。