主として備忘録的利用を前提にmicroSDを使えるバックライト付きICレコーダの購入を検討した。予算は1万円以下でラジオはあってもなくても良い。また従前から自前のヘッドホンにはL型変換プラグを多用しておりジャック位置は問わない (レコーダは内蔵マイクとの関係もあって側面ジャックの製品が元々珍しくないが、三洋 PS-401RMでは上位機種の515との共通化が側面ジャックの主因だろう) 。
そこから購入対象として検討したのは、ソニー UX-512/513F、オリンパス V-75/85、三洋 PS-401RM/502RM、の6機種である(UX-513FとV-85はラジオ付き)。
まずメーカー毎に比較した。3社とも個人的に欲しい倍速再生や一定秒数の巻き戻し再生の機能などはある。その上で(A)ソニーは、電池持ちのよさ(ソニー>>オリンパス>三洋)・再生時ノイズカット機能・タイマー機能・内蔵時計のPC同期機能(要付属アプリ)・本体用ポーチ付き・電池用キャリングケース付き、(B)オリンパスは、3倍速再生・再生時ノイズカット機能・再生時のサラウンド機能・テンプマーク機能・ケース付き・別売りシリコンケースあり・本体が他2社より3ミリほど薄い・またV‐85では内蔵マイクの指向性を調整可能(DVM)、(C)三洋は、速度調節に専用物理スイッチあり・タイマー機能あり・録音イコライザー・ラインケーブル付き、といった点がそれぞれ目を引く。
一方(A)ソニーには、再生時レジュームがないらしく(他2社にはある)、これは自家録音ファイルに関してはトラックマークで補完できるがそれ以外のファイルについては補完もできない。またシャッフル(ランダム)再生もない。512/513Fに関してはヒスノイズ("サーッ"という雑音)が他社より高めという風聞があり、さらにPC接続時勝手に充電を開始する仕様らしいのも余り気に入らない(極力継ぎ足し充電をしたくない)。(B)オリンパスは、mp3の低ビットレート録音ができない(128kか256kのみ)。自家録音ファイルの命名規則が他2社のような年月日+α式でなく、カレンダー検索のような機能もない。またタイマー機能もない。
他方(C)三洋は、この価格帯の機種には他2社と違い再生時ノイズカット機能がないのが難点だが、録音時のローカットフィルターはあり、主目的がボイスメモであるのでノイズカットを重視しなくてもよいと考えたこと(どうしてもノイズカットが必要という場合はPCでもフリーソフトで同種の処理はできる)、また速度調節の専用スイッチがあることを評価して三洋から選ぶこととした。
次に三洋の機種で502か401かが問題となった。502と401とで目立った違いは、(1)内蔵メモリの2GB/4GB・(2)指向性マイクのあり/なし・(3)自家録音ファイルの各種検索機能のなし/あり・(4)(ファイル編集に関し)消去と分割/消去と分割+結合とメモリー間コピーと移動・(5)ファンクションキーのなし/あり・(6)ボタンと液晶の小/大・(7)セキュリティ機能(再生をパスワードロックする機能)のあり/なし・(8)付属エネループのあり/なし、といったところである。なお502の商品説明などにある「クリアボイス(CLEAR VOICE)」というのは再生イコライザーの設定の一つで401にもある。
何故か401は本体充電機能がありながら(8)エネループが付属しない。しかし個人的に(7)セキュリティ機能は利用しないので誤作動リスクも考えるとむしろこれが付いていない401の方が良いとも言える。また401は(6)液晶などが約1.3倍になり、(5)ファンクションキー新設もあって使いやすそうな印象を持つ。(4)拡充された編集機能はファイルの転送を除けばほぼPCなしでも完結しそうな利便性があり、(3)自家録音ファイルのカレンダー検索(ソニーのSXにもあるが予算オーバー)は備忘録的な用途を考えると是非欲しい。勿論(2)指向性マイクはあったほうがいいが、これは音源から距離のある講義・講演等で真価が発揮されるところ、個人的にそのような録音の機会自体が当座なさそうなので決定的でなく、必要になったときに別途単一指向性マイクを購入するのでもよいと考えられる。また(1)内蔵メモリは多いに越したことはない。
以上の検討の結果、PS-401RMを購入することとした。
本機が届き早速電源を投入してみると、いきなり音声ガイドが喋り出すのでこれにビックリした。次いで別途購入した
KINGMAX microSDHCカード class6 8GB KM-MCSDHC6X8Gを本機に挿して計12GBにしておき、その後PCに接続してみたのだがネットワークドライブとの重複を起こしてしまった。取説にはネットワークドライブの割り当てを変えろとの指示があるが、逆に「PS401」と「PS401SD」(本機は内蔵メモリとSDが別々のドライブとして認識される)の方の割り当てを変えてみた("ディスクの管理"で行う)。今のところこれで不都合は生じていない。そのほか気づいた点としては、Musicフォルダに複数ファイルをまとめて転送すると順番がランダムになってしまうことがあって学習用のファイル等の場合に困る。そこで転送後にUMSSort(フリーソフト)でソートし直して対処している(Musicフォルダ内のフォルダ並替えにも有効)。
それ以後はほぼ想像したとおりに使えており満足している。実際ファンクションキーも結構使うし、ファイル数の増加とともに拡充された検索機能(特にカレンダー検索)の活躍が増えつつもある。
なお自前のヘッドホン用のL型変換プラグには、コンピュエース横浜店で購入(195円+送料210円 /2009年当時)した
カモン35S-Lを使っている。ホサGMP-272と同等品と思われるがこちらは金メッキとなっている(因みに本機にも付属ヘッドホンはあり、そちらはL型プラグである。念のため)。