まだ観たことのない、噂の劇団の戯曲。
作者のあとがきにある通り、
“戯曲”というものが、
常に完成した形でない、
ということは多々あることだ。
上演されて、
立体的になって、はじめて、
その完成図が見えてくるものとも言える。
もちろん、
終わりのない芸術である。
それもまた、未完と言えるのだが。
3作品が収録されている中で、
表題作が、
「現代の戦争を描いた戯曲である」と評されてもいる。
正直、読みにくく、
立体的な舞台を想像できなかった。
だから、
この芝居、観てみたいな、とも思った。
とっても今時な言葉で、
およそ美しくもなく、
エネルギッシュでもなく、
これが面白いのかどうか、
僕にはわからなかった。
それでも、芝居を観てみたいな、
と思うことは、
戯曲の価値として、
大切な要素だと思った。