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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
三好達治の全容が掴める詩集。,
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レビュー対象商品: 三好達治詩集 (岩波文庫 緑 82-1) (文庫)
本書は三好達治詩集の抄本の決定版である。三好達治の処女詩集『測量船』全篇他、編者の選んだ詩が収められている。 ところどころ印字が僅かに薄くなっているのが気にはなるが、 書体は綺麗であるし、分量のボリュームも捨て難い。 やはり『測量船』が最も読み応えがある。 日本の近現代詩に興味を持つ読書人なら一読に値すると思う。 『測量船』収録の作品以外では『鴎』『霾(ばい)』なども面白い。 友:梶井基次郎や師:萩原朔太郎への思いがちらちら見られるのも興味深い。 『氷の季節』という詩などは、詩の文面通りの内容なのだが、詠んだ時代が偲ばれて痛ましい。 この詩人は一般的なイメージの『口語自由詩』を多く書いたが、 それよりは文語テイストの詩や散文詩の比重のほうが若干高い。 この抄本の編み方に偏りがない限り、そのようである。 注) これは岩波文庫の三好達治詩集に寄せたレビューです。 なぜか現代詩文庫版詩集のページにも表示されるようになってしまったので、お間違いなきようお願いします。
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