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最も参考になったカスタマーレビュー
15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
世界史上の大旅行家,
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レビュー対象商品: 三大陸周遊記 抄 (中公文庫BIBLIO) (文庫)
イブン・バットゥータの『三大陸周遊記 抄』です。抄というのがポイントでしょうか。アラブの書なので神や預言者を讃える言葉あたりが原文では多いと考えられます。それを省いてコンパクトにしたということだと思われます。それでも文庫本、かなり厚いです。まるでアラビアンナイトのような物語的不思議なエピソードも幾つもあります。だから史料特有の無味乾燥さとは無縁で、読んでいて面白くはあります。その代わり全体として、細かく読み込めば読み込むほど、史料としての矛盾点や不備は出てきそうな感じです。 ただ、14世紀のアフリカ、インド、中国に至るまで広範囲の状況を記した史料が他にいくつもあるわけではないでしょうし、大いに参考になるとは思います。 本書を読んだ上で千夜一夜物語を読むと、更に時代状況の想像力が膨らんで面白く読めるという感じがします。
4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
イスラム文化の再認識,
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レビュー対象商品: 三大陸周遊記 抄 (中公文庫BIBLIO) (文庫)
911、サダム・フセイン、タリバン、ビン・ラディン・・・とイスラム文化は悪の根源のような報道が多い中、まだ世界旅行が命懸けだった14世紀にマルコポーロの3倍の長旅をしたイブン・バトゥータがどんな旅をしたのか、非常に興味深い。まるでアラビアンナイトを読むようなロマン溢れる旅行記で、このような長旅が可能だったのは、他人にも寛大なイスラム文化圏の旅だったからではないだろうか。まるでおとぎ話のような感覚で読み進めることができる。どこまでが真実でどこが作り話なのか少々疑ってみたくなるほど(誇大表現も入っているのであろうが)。
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