東宝の特撮怪獣映画の中でも最高傑作と言える作品。当時の東宝が力を出し切ったと言える作品で、星由里子、ザ・ピーナッツ(今では想像出来ない位の人気絶頂アイドルだった)を初めとする俳優陣と豪華絢爛たる怪獣陣の競演で、まさに夢の怪獣映画だった。
本作品の魅力は語りきれないが、幾つかを挙げると以下の様になるであろう。
(1) ゴジラ、モスラ、ラドンと言うスター怪獣が勢揃いした。
(2) 前哨戦だが「ゴジラvsラドン」の闘いが観られる。
(3) サルジア王国のサルノー王女(金星人)、そして御馴染みのインファント島の小美人が各々怪獣来襲の警告役、怪獣の招聘役となる構成が巧み。
(4) (3)の後者は勿論モスラであるが、前者は新登場の宇宙怪獣キングギドラであり、このキングギドラが破壊力抜群で魅力的であった。後の作品でこそ、ゴジラは強大となり、「ゴジラ>キングギドラ」の力関係になるが、当時は「キングギドラ>=ゴジラ+モスラ+ラドン」の力関係であった。
(5) ゴジラとラドンは初めはヤル気がなく、(2)の様に喧嘩をしたりするが、モスラが仲裁する。これを小美人が解説する様が可笑しい。
「モスラは自分だけで闘うと言っています」
等と状況説明するのだ。
(6) 勿論、三怪獣が協力してのキングギドラとの戦闘シーンが迫力とアイデアに溢れ、文句なく楽しめる。
(7) これ以降、ゴジラが正義の味方となり、ゴジラ・シリーズ転機の作品となった
まさに怪獣映画の頂点を極めた作品と言って良い傑作で、40年以上経った今でも記憶に鮮明に残る。