今回は孫堅が黄祖に倒されるところから、董卓が死に、献帝が長安を脱出するところまでです。
しかし長い。
ちなみに吉川英二氏の三国志(全8巻)では、このくだりは2巻目の前半に位置するから、この調子だと...
“全17巻!!”
すると1巻1年として、17巻目が出るのが...平成30年。
果たして生きてるうちに最終話が読めるのだろうか?
今巻からは三国志ファンには馴染みの人が続々と登場してきますが、三国志を読み飽きた方のために、宮城谷版の違いは、
1.「鮑信」「賈ク」「王允」というような人物の章立てがあり、それはあたかも水滸伝のような感じで準主役級が颯爽と登場してきます。しかもストーリーの連続性は確保されており、なんか新鮮です。
2.三国志は登場人物があまりに多いため、各自の晴れ舞台が終わると忽然と消えてしまうことも多いのですが、今のところ死や没落までが丁寧に描かれています。
3.調査した史実を整理してストーリーを展開しているいつもの作風のようで、演義でおなじみの桃園の誓いとか関羽が華雄をバッサリなーんてなのは出てきません。
三国志演義のファンには戸惑いの多い展開が続きますが、それでも再発見の多い良書ではないでしょうか。