孔明が五丈原に没し、それに続く魏呉蜀それぞれの崩壊の序曲が今巻です。
ここである疑問がわきます。
「いったいどこからどこまでが三国志なのか」
日本における三国志は演義が中心なので、たいていが孔明の死とともにジエンドとなります。
吉川栄治氏などは孔明後を書くのも面倒なのか、あとがきのような体裁をもって、その後の攻防を40ページ足らずでまとめてしまってます。
最近の北方謙三氏もまたしかり。
さてこの宮城谷氏。
なんせ後漢中期から三国志をスタートさせただけに、皆と同じなわけないよなと思っていたら、やはりまだまだ続きます。
いったいどこが着地点なのか、呉が滅び、魏呉蜀の名が消滅したところで終わるのか、それとも八王の乱まで突入するのか。
いずれにしろ、ここから晋の統一に至るまでのストーリーはあまり世間に触れられないだけに、どのような展開があるのか期待しています。