数ヶ月の出来事を10年かけて書いているシリーズ。半年に一冊出るかでないかというペースにもかかわらず、のんびり会議をしていたこれまでとうって変わって、この本では話が一気に動いた。ルシファの天敵が登場したので。
バケモノに対抗するにはバケモノを理解しなくちゃならない。しかしそれをきっかけに得体のしれないモノが呼び覚まされてしまうかもしれない。ルシファの能力が全開になったとき何が起こるのか?
CDの特典小冊子で、本編終了後の親子漫才やいろいろなカップルのその後が読めるので、そんなに切迫感を感じないで楽しむことができる。ルシファが暴走してもライラやサラディンが止めてくれるだろう。もしもサラがルシファードのことを忘れてしまったら、星ごとふっとばす。などという過激な愛の告白を、きちんと切り返すことができるサラディンが素敵だ。
物語は折り返し点を過ぎたところと、以前作者が言っていたような気がする。これから先、長い時間をかけたりせずにクライマックスを書いてほしい。エンドマークまできちんと見届けたい。