クリスマス・シーズンにぴったりの心あたたまる映画で、何度もリメイクされている名作。
NYにある老舗百貨店「メーシーズ」が、毎年クリスマス・シーズンに行うサンタ・クロースのパレード。
パレードの直前に現れた風変わりな老人・クリングル(E・グウェン「ハリーの災難」)を、急場しのぎで百貨店の人事担当のドリス(M・オハラ)が臨時雇用したことにより、デパートの売り上げが伸びて話題になるが、老人が「本物のサンタ」と名乗った事で大問題になる。
ドリス(M・オハラ)はシングル・マザー、娘のスーザン(N・ウッド)と暮らす女性。
ドリスは夢や童話、おとぎ話が嫌いで、娘にも現実だけを信じるように教育してきた。
スーザン役のN・ウッド(「ウエスト・サイド物語」「理由なき反抗」)が、こましゃくれた女の子を演じて名子役ぶりが見られる。
母親役のM・オハラ(「わが谷は緑なりき」「静かなる男」)が、美しかった。
「信じていれば夢は叶う」夢を持つ事や、人を信じる事の大切さを説き、クリスマスの本来の精神を忘れたデパート業界などの「クリスマス商戦」、大人の身勝手な都合への風刺もこめられている作品。
サンタクロース役のE・グウェンは、アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞助演男優賞各賞受賞。
その他、監督も務めたG・シートンが脚色賞受賞。
「メーシーズ」は実在するデパートで、チャップリンの「モダン・タイムス」にも登場。