1968年12月の三億円事件は当時東大闘争の「天王山」で東大駒場に15日間常駐。毎日のように暴力沙汰。新聞もラジオもないから翌1969年のお正月のテレビのニュース(大衆食堂の)で事件をしった。まあそれどころでなく政治的な事件でないので関心はなかった。驚いたのは東京拘置所で看守が犯人が逮捕されたと教えてくれて読売新聞を購読(小菅刑務所は朝日)したので見たら紙面が殆どそれ。全くの人違い。すぐ釈放。いい迷惑。著者の三好徹さんは大好きだ。なにせ日本人で「チェ・ゲバラ伝」を書いた。キューバやアルゼンチン(ゲバラの故郷。キューバ人でない)殺害されたボリビアで丹念な取材をしている。元は読売新聞記者。非常に優れている。それはゲバラに共感しているから。そして「脚で」書いている。三億円事件はフィクション、ノンフィクション、映画、テレビとよく知らないほど題材にされた。しかし「真犯人」は作者によってまちまち。決定打がない。とっくに時効だが「犯人」は沈黙。生死も不明。まあ殺人でも暴力振るったわけでもなく3億円は保険に入ってたから「実害」はない、ともいえる。あれだけ「遺留品」があるのに犯人まで辿れないのが不思議。モンタージュが「別人」とは
お笑い。警察が「本気」で捜査したのか?疑問がある。故意にさぼったのでは。内容はミステリーの要素もあるので書かないのがルール。最も優れた三億円事件に関する作品。ワースト1は元毎日新聞の一橋文哉の本。買って損した。「小説」ならそういえよ。