パレスチナ問題は日本人にはリアルに
響きにくく、すぐ短絡的に民族や宗教、
ユダヤ人とアラブ人という人種の対立
など持ち出して、ややこしく語られて
しまい、さらにわかりにくいイメージに
なっていると思います。
この本みたいな子供向けに書かれた本から、
パレスチナ周辺で生活するということが
どんな様子であるのか知れば、
もう少し身近に感じられるのではないでしょうか?
まず冒頭、2000年九月から2003年三月までに
亡くなった18歳未満の子供の名前が列挙されます。
その後、パレスチナとイスラエルの子供たちが
交互にインタビューされて、素直な気持ちを
時にはギョッとするような発言交えて告白して
くれます。
だんだんに置かれている状況が重い
子供たちのインタビューへとシフト
して行き、2002年に自ら自爆テロに
身を捧げたアーヤトという少女の妹さんまで
登場します。
涙とか怒りなしに読めない内容でしたが、
15歳なのに大人顔負けのリベラルな発言を、
毅然とした態度で語るイスラエルのアシィフ、
という少年と、最後に出て来るマイ、という
少女の発言に何とか救われました!!
こういう本を、10冊のうち一冊でいいから
読んでほしい!!