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三たびの海峡 (新潮文庫)
 
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三たびの海峡 (新潮文庫) [文庫]

帚木 蓬生
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

商品の説明

第14回(1993年) 吉川英治文学新人賞受賞

内容(「BOOK」データベースより)

「一度目」は戦時下の強制連行だった。朝鮮から九州の炭鉱に送られた私は、口では言えぬ暴力と辱めを受け続けた。「二度目」は愛する日本女性との祖国への旅。地獄を後にした二人はささやかな幸福を噛みしめたのだが…。戦後半世紀を経た今、私は「三度目の海峡」を越えねばならなかった。“海峡”を渡り、強く成長する男の姿と、日韓史の深部を誠実に重ねて描く山本賞作家の本格長編。吉川英治文学新人賞受賞作品。

登録情報

  • 文庫: 465ページ
  • 出版社: 新潮社 (1995/07)
  • ISBN-10: 4101288046
  • ISBN-13: 978-4101288048
  • 発売日: 1995/07
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
目を背けたい歴史がある。
個人レベルなら自身で消化する事も可能だが、国となると難しい。
この作品は右でも左でも無く、
当然ナショナリズムの押し付けでも無く、
日本人が朝鮮半島側の目線で日本に真っ直ぐ向き合い描かれている。

歴史の隅に置き去りにされた多くの事柄に、
再度目を向ける必要性を感じさせられた。
昨今情勢が激しく動いているが、
何はなくとも手を取り合いたいものだ。
このレビューは参考になりましたか?
21 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By おじいさん VINE™ メンバー
形式:文庫
なぜ、『三たびの海峡』なのか。
このテーマが全てを語っている。なぜ「日本海峡」を主人公は渡らざるを得なかったのか。
一回目は強制であった。主人公は父に代わって大日本帝国の九州の筑豊に行くことを選ばされた。二回目。日本敗戦後、恋人と共に故郷に渡った。三回目。主人公は復讐のために、自らの意志で渡った。四回目は無い。克明にきちっと、情報収集することができた著者、ハハキギ氏の原作に出会ったときの驚き。これほど、生々しく語ることのできる人は福岡の出身者だ。
著者の略歴は、さておき、現在精神科医。具体的。筆致を押さえて書き続ける。この力量は凄かった。内容は文句なし。俺も、こう生きたいと思う男の怒り。復讐するは我にあり。戦時中の話しとしてこれほど明確に描かれた作品に出会ったことはない。流涙。泣いた。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
この国に生まれた以上、正視しなければならない歴史がある。そしてそれは、日本人にとっては歴史であっても、朝鮮半島の人たちにとっては、決して「歴史」ではない。現在に続くものである。

植民地支配、強制連行、そして戦後の歩み、それぞれ精緻な筆で書かれている素晴らしい作品である。このような作品が日本人の手によって書かれたことも大きい。

朝鮮半島と日本の関係がギクシャクし始めたのは、秀吉の朝鮮侵略を除けば、明治維新以降のことである。なぜ、そのようなことになったのか、その理解を大きく助けてくれる小説といえよう。

ただ、主人公には歴史の語り部として一生を送って欲しかったようにも思う。あのような行動に出てしまわざるを得なかったのも理解できるが、貴重な証人として生き続け、語り続けるという流れが、私にはいいように思う。
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秀作です
最近,帚木蓬生の著作に出会い,少しずつ読み進めるようになりました。これまでに,「三たびの海峡」,「逃亡」(上・下),「閉鎖病棟」,「白い夏の墓標」,「ヒトラーの防... 続きを読む
投稿日: 2007/2/4 投稿者: akokendo
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