今回の話は1・2の後日談にあたる話だ。
莉子が瀬戸内の説得をし、警察に引き取られるところから物語がはじまる。
さすがは松岡先生だ。
ハイパーインフレ騒動の語られなかった部分(もしくは今巻のためにわざと書かなかったのか?)をうまく利用し、物語を展開させていく。
莉子の頭の良さのルーツ・思考方法のことも丁寧に説明されていたし、シリーズに重要な脇役たちとの出会いも描写されていた。
(個人的ににやりとする場面が多かった)
事件の方も相変わらずよくできた話だったけど、この事件が一番、殺人が起こりそうだったかな(^_^;)
頭が良くなったがために、見えるようになった苦悩。訪れた孤独。それでも前向きに歩こうとする莉子の姿は感動的でした。
最後の莉子の行動は微笑ましかったです。
それにしても、先生は現政権に対して厳しい。
いまの状況ならだれでもそうだろうけれど、まさかハイパーインフレと絡めて痛烈に皮肉るとは(笑)