【あらすじ】
「初めは純金だったんです……」
万能鑑定士Qの店に、卑金属の合金を指してその様に話す女性客が現れた。
原因を調査しようとした凜田莉子は、国税局のマルサ達と合流し、コレが脱税犯を狙った詐欺事件だと判明する。
莉子は豊富な知識を見込まれ、犯人が接触する可能性のある人物に接触し、信頼を勝ち取り取引の現場を押さえるように依頼される。
しかしそれは、業界でも屈指の売上を誇る女性誌のカリスマ編集長、城ヶ崎七海だった……
【感想】
少し展開が捻ってあり、今回は莉子が犯人達を「騙す側」。その為、コンゲームの様相があり、今までとは違った緊張感を与えている。
先に述べた「逆錬金術」の犯人達はそれ程でも無く、ハッキリ言って小悪党。内容の殆どは、凄腕の鬼編集長に率いられた出版社の悲喜交々と、そこに入社した莉子が信頼を勝ち取っていくまでの過程が話のメイン。
本筋とは別に、個人的には、作中で登場した作中作である(妙に比喩がクドイ)小説が頭から離れなくて困ってる(笑)。
あの小説は五百キログラムのハンマーで叩かれた様な衝撃だった。